新党憲法9条

憲法9条それは希望

共産党と一緒になって天皇退位儀式に異を唱えた朝日に驚く

 いくら朝日新聞が打倒安倍に社運を賭けているといっても、安倍政権
が閣議決定した天皇退位儀式に社説で異を唱えたのには驚いた。

 すなわち朝日新聞は4月3日の社説でこう書いた。

 政府が発表した天皇退位儀式の基本方針は天皇制の課題を積み残した
ままだと。

 神話に起源がある剣と璽(勾玉)を天皇が引き継ぐ儀式が、憲法に基
づく国事行為とされ、かつ女性皇族の参列は許されないのは、政経分離
や男女平等の理念に反しないかと。

 この物言いは、さる3月22日に共産党の志位委員長がわざわざ記者
会見を開いて天皇の退位儀式に反対したのとまったく同じではないの
か。

 天皇制反対を共産党が言うのならわかる。

 そしていつも共産党の主張は建前論としては正論だ。

 しかし天皇制が神話に起源があることを日本国民は長い歴史の中で認
めて来た。

 今でも多くの日本国民は天皇制と国民主権の二つを現実に受け入れて
いる。

 ましてや昭和天皇の負の遺産をひきついで、その反省の上に立って憲
法9条護憲に徹する今上天皇を、日本国民の圧倒的多数は評価してい
る。

 その現実を無視してなぜ天皇退位の儀式に反対し、国民の間に論争を
起こそうとするのだろう。

 違和感を抱かざるを得ない4月3日の朝日新聞の社説である(了)

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