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安倍外交は置き去りではないと書いた産経新聞のメディア失格

 このところ、新聞や週刊誌から安倍外交をどう思うかという取材が寄せられる。

 私が答えるまでもなく、安倍外交は置き去りにされた、はしごを外された。

 私にコメントを求めて来る新聞も週刊誌も、みなそう書きたいのだ。

 そう書くためにわざわざ私にコメントを求め、それを引用するのだ。

 それほど、誰が見ても安倍外交は世界の主要国から相手にされていない。

 ところが、そうではない、安倍外交はよくやっている、北朝鮮が譲歩したのも安倍外交の圧力が奏功したためだ、と言わんばかりの記事を書いた大手新聞がある。

 きのう4月5日付の産経新聞がそれである。

 すなわち、田北真樹子記者の署名入りの記事で、安倍首相が4月17日からの訪米を皮切りに相次ぎ首脳会談を行う、と書いている。

 北朝鮮が譲歩して来たのは日本が圧力路線を主導したからだと書いている。

 そして、今後とも、首脳会談を通じて北朝鮮の包囲網突破を許さない、その主導を行うのが安倍外交だ、と書いている。

 わが目を疑う記事だ。

 このようなことを、安倍万歳の取り巻き連中がいうのならわかる。

 フェイクニュース専門の、とるにたらないネットニュースが流すのはわかる。

 しかし、末席を汚していると言えども産経新聞は全国紙だ。

 その産経新聞が、フェイクスースまがいの署名記事を書くとは驚きだ。

 ここまで安倍外交は行き詰まっているという証拠に違いない。

 せめて、そう思って読むしかない、4月5日の産経新聞の記事である(了)

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