今朝早朝のNHKニュースが流した。
最近のNHKが早朝に他のメディアに先駆けて流す政治ニュースは、安倍首相の代弁であると相場は決まっている。
今朝のこのニュースもそうだ。
安倍首相はトランプ大統領と電話会談し、引き続き北朝鮮に圧力をかける事で完全に一致したと報じた。
これは、きのう、安倍首相が国会で、わざわざ、自らの平昌五輪外交の成果を誇って見せた答弁と相俟って、安倍首相の焦りの裏返しだ。
外されそうになっているはしごを、懸命に外されてはいないと、国民に向かって強弁してるのだ。
しかし、安倍首相が電話会談で真っ先にトランプに言うべき事は、はしごを外さないでくれ、という懇願ではない。
日本を守ってやっているのに日本は貿易黒字をため込んで米国人を殺している、という、トランプの言われなき暴言に対して、国民を代表して怒ることだ。
NHKが流したのは、噴飯物の安倍・トランプ電話会談である。
なぜメディアは、ただの一社も、トランプの日本は殺人者だ、という暴言を報じないのか。
トランプに、そんな暴言の謝罪、撤回を電話会談で迫るよう、なぜただの一社も安倍首相に求めないのか。
きのうの日刊ゲンダイだけが書いた。
「シンゾー&ドナルドの友情などしょせん、塵のようなものだ」と。
その通りではないのか(了)
「トランプの日本は殺人者だ、という暴言」について。
トランプ米大統領の「殺人」発言の中身 ヤフーニュースを参照してください。
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20180215-00081641/
「殺人を犯しながら逃げている」は比ゆ表現であり、そのまま直訳したのでは意味を違える。
・元の発言は「They’ve gotten away with murder」。慣用表現として「好き勝手なことをしておきながら罰を免れる」を意味する。
安倍首相は謝罪や撤回ではなく、ご機嫌伺いと日本の経済協力を差し出した。
トランプ大統領は14日に、ホワイトハウスで記者団と議員らにたいして、電話会談で日本の対米投資拡大への同意を安倍首相から取り付けたと明らかにした。
「安倍首相に、投資拡大や工場増設を提案した」と説明。「知っての通り、これまでにミシガンなどの州にいくつか工場がくることは発表されて
いるが、もっと来てほしい」とした上で、「安倍首相は、日本側がそうすると言明した」と述べた。
トランプ大統領は今週、日本、中国、韓国を含む対米貿易黒字国に対して「相互税」を課すと言明していた。
ただし、提案の具体的な内容は明らかにされていない。
AFP通信が伝えた。
日本のメディアはほとんどの時間を北朝鮮問題に費やしたと報道。勝手に約束してつじつまを合わせることにエネルギーを使う安倍首相。
日本国民が可哀想と相手側「トランプ大統領」の本音と正しいものを報じてくれる海外メディア。