きのう15日、沖縄の翁長知事が上京し、菅官房長長官と首相官邸で会談した。
しかし、会談は約10分間で終わり、その内容は非公開だという。
これほど深刻な事態が沖縄で起こったというのに、官邸のこの冷淡な対応はどうだ。
なぜ会談内容を国民の前に明らかにしないのか。
それもこれも、在日米軍問題を、日本国民全体の問題に発展させず、翁長沖縄県知事と安倍政権の問題に封じ込めて、力づくで処理しようとしているからだ。
なぜ野党はそれを許しているのだろうか。
なぜ野党は沖縄問題を日本全体の問題と受け止めて、自ら直接に関与しようとしないのか。
なぜ翁長知事と菅官房長官との会談に野党党首は同席して、翁長知事の要求を支援しようとしないのか。
私には理解できない。
立憲民主党や自由党は本当の意味での護憲政党ではないから、沖縄問題にそれほど熱心でないのはまだわかる。
社民党はあまりにも弱体になってしまったから期待はしない。
しかし、天下の護憲政党であり沖縄問題に熱心な共産党の志位委員長が同席しないのはどういうことか。
もし翁長知事が共産党との同席を好まなかったのなら残念だ。
もし菅官房長官が野党の同席を嫌ったのならとんでもない話だ。
いずれにしても、なぜ志位委員長や、そうでなくとも幹部政治家が、翁長知事と一緒になって安倍政権に迫らなかったのか。
ただでさえ、日米両政府を相手に日米地位協定の改正を迫る事は困難であるのに、沖縄の翁長知事一人にまかせてどうする。
そう思っていたら、きょう12月16日の朝日が教えてくれた。
衆院選の敗北を受けて共産党は自己改革のアピールに躍起だと。
党の幹部は、共産党の綱領や歴史について理解を深めるためにタウンミーティングに奔走していると。
しかし、野党共闘の発展と党勢拡大の二正面作戦の両立は簡単ではないと。
朝日にこんなことを書かれるようでは共産党は沖縄どころではないということだ。
沖縄は容易ならざる状況にあるような気がしてならない(了)
言わずと知れた翁長は元自民党員で、沖縄県連幹事長を務めていた
沖縄県では自民党トップだった
翁長の自民党離党の切っ掛けは2014年の沖縄県知事選
同年6月出馬を表明するが8月に離党
普天間基地の閉鎖、県内移設断念、オスプレイ配備撤回求める公約で当選を果たした
知事選で勝利するため、野党に「寝返り」、与党自民を見棄てた「裏切り者」
当選目的で旗色のいい方に付く
本質は、カメレオン緑の小池や風見鶏のナカソネと変わらぬ
翁長の正体バレバレ
憲法変える前に、共産党の党名を変える方が先
これを先ずしないと、日本はシーラカンスのまま