きょう10月30日の朝日新聞を見て驚いた。
一面トップに、「平成と天皇 政治の波間で」と題する連載特集が掲げられており、その第一回の記事として、1992年の天皇陛下の中国訪問の事を書いている。
訪中の実現には紆余曲折があったし、いまでも「訪中は政治利用」という批判はあるが、天皇陛下は「中国訪問はよかった」と数年前に、御所で開かれた食事会の席上で宮内庁関係者にそう振り返られた、と書かれている。
そして、その記事は最後に、「訪中とともに懸念されてきた天皇訪韓は、いまだ実現していない」という言葉で締めくくられている。
この記事が、天皇陛下の退位前に訪韓を実現するよう、安倍首相に求めている記事である事は容易に想像がつく。
しかし、朝日新聞が真っ先に書いたのではやぶへびだ。
朝日嫌いの安倍首相は、たとえそうしようと考えていたとしても、朝日に言われたから止めると言い出しかねない。
産経新聞は書かないだろうが、せめて読売新聞に天皇訪韓について先に書かせるべきだったと思う。
果たして安倍首相は天皇陛下の訪韓を実現するだろうか。
私は五分五分であり得ると考えている(了)
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