新党憲法9条

憲法9条それは希望

日米安保は日本の基盤だと言い切った前原民進党代表の衝撃

 今朝(10月29日)のTBS時事放談を見て驚いた。

 前原誠司民進党代表が自民党の石破茂氏と並んで出演し、衆院選の敗因について語っていた。

 敗北を認め、責任を痛感するという言葉は、何度も聞かされてきたから驚かない。

 私が驚いたのは、外交・安保政策で考えの違う政治家を選別する事自体は当然のことだと、今でも言い切った事だ。

 そして、その後で次のように語ったのには驚いた。

 自分の政治家としての使命は日本の外交・政策を担う事である。

 そう言った後で、日米安保は日本の基盤と思って来た、この考えに反して安保反対の立場をとる政党、政治家とは一緒になれないのは当然だ、と語ったのだ。

 これは、まさしく前原氏の本音であり、確信的発言だ。

 そして、この発言は、とりもなおさずこれまでの民主党や民進党の最大の弱点を突いた言葉であり、選挙後に続くであろう民進党や立憲民主党の混迷を言い当てた言葉だ。

 そしてご丁寧に、次のようにつけ足している。

 私が安保法制に反対するのは、日米安保反対の立場から反対している者たちとは違って、日米安保のために出来の悪い安保法制になっているからである、と。

 このような政治家を、民進党は先の民進党代表選で多数決で選んだのである。

 そして希望の党との合流についての前原代表の提案を、民進党議員たちは全会一致で認めていたのである。

 ここまで正体がばれた民進党である。

 これから繰り広げられる民進党の再編成は出口が見えないだろう(了)

 

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  1. 天木さん、ご苦労様です。YouTubeにアップされた街頭演説、全部聴かせて頂きました。貴殿の本気の熱情を感じました。貴殿が目指す政治が実現出来たら、日本と世界にとって本当に意義あることだと思うし、私もそういう政治社会が来ることを心から望んでいます。
    しかし、貴殿の言動から少々不安も感じるのです。人間や物事を的確に見ていない所があるからです。貴殿は既成の野党は全部ダメといつも言われています。全て自分の党のことしか考えていないと言われています。立憲民主党を「わけのわからない党」と演説でも言われていました。しかし、孫崎氏や植草氏は違いますね。孫崎氏との対談ではこの点での違いが見えました。植草氏は共産党にはかなりの評価を与えています。私には両氏の方が的確に見ているように思えます。

    天木氏は新党憲法9条という党を立てられたのだから、他の野党は全部ダメというスタンスを取らざるを得ないこともあるのでしょうが、1から10まで野党のやることは全てダメという考えでは、野党のマジメなところ、利用出来るところまでも葬ってしまうような気がします。

    また日本人論になりますが、日本人のベースはヒステリー性格で、1%と99%という言い方で言いますと、99%の日本人は”虎の威を借る狐”の性格です。国民性が社会や政治、宗教の形態を作ります。従って戦後の日本が、米国という虎の威を借る狐政府を作って来たのも至極もっともなことだと思います。1%の日本人は、血は日本人ですが性格は日本人ではありません。政党で言えば、共産党がこういう人たちの集まりです。従って大多数の日本人にとって共産党は合わないのです。日本人は車のモデルチェンジが好きで2年に一回しますが、欧米では6~8年に1回、時に10年以上変えないことも屡です。共産党の名が古臭い、時代に合わないから変えろと天木さんも言われてましたが、共産党は頑固に変えようとしません。彼らはパラノイア人種なんです。アメリカだって共和党は1787年から、民主党も1864年からそのままの名前です。時代に合わないから変えろとは誰も言いません。政党名をファッションと同列に考えたがるのが日本人のようです。

    前原氏が民主党の外相だった時、クリントン国務長官に会ってる時の顔が嬉しくてたまらないといった表情でした。
    この男は完全な虎の威を借る狐だなと思いました。当然、日米同盟大賛成です。今更驚いている天木氏に私は驚いています。
    前原の正体を知らないで、外交の専門家と自負出来るのかと訝ります。

    それから、天木氏は民進党を100%ダメと言いたいがために、事実を曲解していると思います。あれは前原氏が嘘を付いたから両院議員総会で全員が前原氏に一任したのです。彼は民進党議員全員が希望の党に行けると言ったのですが、小池氏との話し合いではそれは合意されていなかったのです。排除される議員が次々と出て来た時、彼は「想定内」だと言いました。もし、全員が希望に行ける合意がされていたのなら、彼は「それは約束違反だ」と小池氏に怒らなければならなかった筈です。
    彼は昔から中途半端な人間で、「筋を通す」ということをしない人間です。前原氏ならそのくらいのいい加減なことをするのは驚きではありません。
    田中真紀子氏は天木氏と違って、人間を的確に見る人です。前原氏のことを「政治センスのない人間だから、政治家には向かない」と言い切っています。それから天木氏が一時ジャンヌダルクと持ち上げた小池氏のことを「キャスター出身でしょ。断片的な知識が豊富で、それをつなぎ合わせるのが上手い」と。つまり中身のない人間だと言いたいようです。
    私の小池観と同じでした。

    天木氏の目指す政治社会は、人類の理想とも言えるものです。僅か72年前には第二次世界大戦で8千万人もの人間が死にました。こういう愚行からは人類は一日も早く脱却すべきです。世界は政治家という人類の目指すべき理想など、片時も考えることをしないレベルの低い人間どもに引っ張られています。是非天木さんの考えが世界の常識になることを夢見ています。
    しかし、それには、もっと、人や物事を、見誤りなく、的確に見てくれと言いたいです。果たして、天木氏の物事に対する洞察は信用していいのだろうかといつも不安になっています。

  2. 天木氏の新党憲法9条宣言で、日本中に日米安保と憲法9条の矛盾が明らかになり、より沖縄の問題や、全国にある米軍基地の問題などに理解を深める人たちも増えてきました。メディアもまだ少数ですが取り上げています。

    米国は長い期間かけた成果が安倍政権下でも、憲法9条をないがしろにする米国のある種の植民地対応や米国の国内法ではできない:、米軍の日米合同委員会という米軍基地がある限り無限に続く利益誘導システムの構築果たしています。その支柱は、強固な日米同盟というまやかしの言葉と、政策研究所とかシンクタンクでの日本人教育(洗脳)と国民性で、日米同盟礼賛議員が大量に当選しているためです。

    憲法をないがしろにする政権下で、安倍首相があこがれているNATO(北大西洋条約機構)と協力もする可能もあります。今回の北朝鮮問題の対応で、今日から11月1日まで、外務省の賓客としてNATO事務総長が来日します。
    トランプ大統領の来日も北朝鮮問題が主で、経済に関しては、まだ体制が整っていないと日本の北米局長が述べていました。

    ロシアに経済制裁をかけているNATOの加盟国。北朝鮮問題が何か日本主体の問題のようになる怖さがあります。国会議員がこんなにいて日本がなぜ漂流しているのでしょうか?もっとも国民にとって危険な賭けを安倍政権は行うつもりです。

    過去の首相のなかには、憲法9条を理由に海外派兵の要請を断った方もいました。

    新党憲法9条の意義は大きいのです。国民の意志を政治に反映する党が必要なのです。世界が平和になるために!!

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