発売中の週刊女性(10月10日号)が安倍解散の「8つの計算ミス」という見出しのタイムリーな記事を掲載している。
安倍首相がどのような言葉でごまかそうとしても、それらはすべて国民に見透かされているというのだ。
その見透かされている8つの計算ミスというのは、私なりにひとことで書けば次の通りだ。
1.必要以上に煽る北朝鮮の脅威
2.森友・加計疑惑に対する根強い国民不信
3.内閣支持率は決して持ち直してはいない
4.何もしないで終わる仕事人内閣への国民の反発
5.いまでも捨てきれない未練たらしい憲法改正のしたごころ
6.消費税10%増税をごまかすための耳ざわりのいい使途変更
7.成果のないアベノミクスを「道半ば」と言い続けるウソ
8.見て、見ぬふりをする小池新党の脅威
週刊女性が喝破した通り、これこそが安倍首相の致命的弱点だ。
これら安倍首相の弱点を、野党が選挙期間中に連呼すれば、国民の票はどんどん安倍首相とそれを許す自民党から逃げて行くだろう。
しかし、これらの安倍首相の弱点を、前原、志位、小沢、福島といった手垢のついた政治家が叫べば叫ぶほど、国民は鼻白む。
彼らには、国民の心をゆさぶる魅力は、もはや皆無だからだ。
しかし、小池百合子は違う。
小池百合子は確かに古い自民党政治家だ。
しかし、国政を担う立場で登場したのは今回がはじめてだ。
彼女しかいない。
たとえ不安であっても、一度期待してみよう。
そういうことになる。
小池百合子が「希望の党」を掲げ、反安倍自民党を鮮明にして今度の衆院選に参加表明した9月25日以来、今度の衆院選の様相は一変した。
安倍自民党を倒すのは、週刊女性が書いている安倍首相の8つの計算ミスを訴えて街頭に立つ小池百合子である(了)
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