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「露の暴言を放置するのか」と書いた産経の気持ちがわかる

 きょう9月9日の産経新聞が第19回目の安倍・プーチン首脳会談について「露の暴言を放置するのか」という見出しの社説を掲げている。

 その要旨は、安倍首相の期待など意に介さず、北方領土問題にしても、北朝鮮問題にしても、プーチン大統領は自国の利益優先で言いたい放題だ。まるで恫喝だ。こんな発言を放置していいのか、というものだ。

 本来は安倍・プーチン会談を評価すべき安倍応援新聞の産経新聞が、こんな否定的な社説を掲げたのである。

 いかに今度の安倍・プーチン首脳会談が不毛だったかということだ。

 しかし、同じ不毛な安倍・プーチン首脳会談の評価でも、私は安倍外交の失敗という視点で書いている。

 その一方で安倍シンパの産経新聞は、親分の顔に泥をぬったプーチン批判に終始している。

 実は私もこのプーチン批判の産経の社説には共感できる。

 ここまで日本の首相が馬鹿にされては、いくた安倍批判の私でも、安倍首相に同情したくなるほどだ。

 それほどプーチン大統領はやりたい放題だ。

 そう思っていたらきょう9月9日の読売新聞が大きな見出しで書いた。

 ロシアで極東開発を統括するトルトネフ副首相が7日、ロシアの方針を明らかにしたと。

 すなわち、北方経済特区について、2か月だけ日本の投資家の参入を待つが、それ以降は第三国の投資家の参加を受け入れる方針を明らかにしたと。

 これは安倍首相と日本企業に対する恫喝だ。

 日本がモタモタしていると、北方領土は北朝鮮と共同開発するぞと言ってるのだ。

 これ以上ないプーチン大統領の安倍いじめである。

 産経新聞ならずとも、安倍首相に批判的な私でさえも、このプーチン大統領の安倍いじめには腹が立つ。

 それもこれも安倍首相があまりにも情けない外交をくり返しているからだ。

 結局最後は安倍批判に行き着く。

 私と産経の違いはそこにある(了)

 

コメント & トラックバック

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  1. 北朝鮮に対して融和姿勢を示せと、メッセージを送るプーチンも、一理あるかもね。みんな頭を冷やそうぜ、ベイビー。

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