きょう9月9日の読売新聞が大きく報じた。
北朝鮮による核・ミサイルの脅威増大を受け、米政府が日本と韓国に高性能の武器売却を拡大する方針を進めている事が分かったと。
そこに並べられている米国の武器リストは、陸上イージス、高高度ミサイルシステムから始まって、巡航ミサイルや最新鋭レーダー(SPY-6)など、目もくらむような武器ばかりだ。
その金額の大きさだけではない。
その攻撃力は憲法9条を完全に否定するものばかりだ。
驚いた事に防衛省・自衛隊が、その要求をどうかわすかに頭を痛めているのではなく、これを歓迎しているとう。
米国と同等の武器を持てることを光栄に思っているというのだ。
こんな予算案に正面から国会で反対できるのはいまや共産党だけだ。
ところが、共産党は国会審議より選挙の為に野党共闘に狂奔してる。
かつて公明党が連立政権にとどまることを最優先し、踏まれても踏まれても自民党の政策に追従し、これを「どこまでもついて行きます下駄の雪」と皮肉られたことがあった。
いまでは共産党が選挙協力のためには下駄の雪になったごとくだ。
シロアリ呼ばわりされた前原民進党になっても、山尾不倫疑惑で終わった前原民進党になっても、小沢一郎や小池百合子と組もうとしてる前原民進党になっても、まだ野党共闘を叫んでいる。
いい加減、妄想から解き放たれるべきだ。
もはや野党共闘で安倍政権を倒せる状況ではない。
前原民進党は、安倍政権を倒す力も意思もなく、連合や小沢一郎や小池新党と組んで二大保守政党づくりに生き残りをかけようとしているだけだ
そんな前原民進党と選挙協力しても、政権は取れない。
たとえ政権をとっても共産党の主張が受け入れられる事はない。
その一方で共産党が矜持としてきた、護憲、日米同盟反対の政策が、どんどんこの国の政治から失われて行っている。
いまこそ唯一、確かな共産党の活躍が必要な時に、野党共闘に狂奔する共産党は、たとえ議席を少しくらい増やしたところで、失うものが大きすぎることに気づかなければいけない。
このままではかつての社会党の轍を踏んで致命的なあやまりを冒すことになる。
共産党はいい加減で野党共闘の妄念から目覚める時だ。
もっとも、妄想などではなく、最初から、確信的に、衰退する共産党の生き残りの為に野党共闘を叫んでいるのであれば何をかいわんやであるが(了)
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