毎日のように目の前に繰り広げられている政治の混迷は、ただ、ただ驚くばかりであるが、この稲田防衛大臣の発言には心底驚いた。
都議会選で自民党候補者を当選させて欲しいと、自衛隊に呼び掛けた発言のことだ。
南スーダンPKO派遣に関する「戦闘行為なかった」発言、森友学園疑惑に関する「私は無関係」発言につぐ暴言である。
一度は言い訳して見たものの、その後、撤回して陳謝するところも、まったく同じだ。
仏の顔も三度だ。
しかも、今度の発言は、都議会選の真っ最中で行われた暴言だ。
政治的中立を明記した自衛隊法への明白な違反発言だ。
今度こそ稲田防衛大臣はアウトだろう。
それにしても、このような人物を自らの後継者と言わんばかりに重用し、しかも国家の安全保障を担当する防衛大臣に任命し、この期に及んでも即刻更迭出来なければ、安倍首相は、それだけで首相失格である。
どうやら今度の東京都議会選で、稲田大臣とともに安倍首相の終わりが見えて来たようだ。
今度の東京都議会選に意味があるとすれば、その事ぐらいである(了)
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