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歴史の大きな流れを感じる(文在寅大統領という三度目の正直)

 朴槿恵大統領の失脚の原因は、政治の私物化であるとか、側近重用政治に対する国民の反発だとか、汚職であるとか、いろいろ言われている。

 それらは報じられる通りだろう。

 しかし、私は、朴槿恵大統領失脚の本当の原因は、慰安婦問題や安全保障問題に見られる対米従属にあると思っている。

 北朝鮮や中国に対する関係悪化政策だと思っている。

 今度の大統領選で選ばれた文在寅新大統領は、非業の死を遂げた廬武鉉大統領の「影法師」と言われるほどの側近だった人物だ。

 廬武鉉大統領と言えば、民主化韓国の象徴であった金大中大統領の後継者だ。

 三度目の正直に文在寅大統領はなれるのか。

 その文在寅大統領が、ついに「脱原発」国家目標にすると演説した。

 米紙ワシントン・ポスト紙のインタビューで慰安婦問題の真の解決のためには日本政府が公式に謝罪し、法的な責任を負う事だと述べた。

 1987年の「6月民主抗争」30周年記念式典に出席し、「所得と富の深刻な不平等が韓国の民主主義を脅かしている」と演説した。

 ついに対米、対中、対北朝鮮関係を見直すような動きを見せた。

 もちろん、文在寅大統領の今後は不透明だ。

 しかし、トランプ大統領の米国、習近平主席の中国、金正恩総書記の北朝鮮、安倍首相の日本、という状況の中で、韓国に文在寅大統領が誕生した事に、私は歴史の大きな流れを感じ取る。

 そんな歴史の転換期にあって、国民の意識がますます対米従属、反中、嫌韓国に向かう日本は歴史に取り残される。

 すべては安倍政権の間違った外交と世論操作の責任だ。

 一刻も早く安倍首相に代わる指導者が出て来ないといけないが、誰一人として見当たらない。

 みすみす歴史が与えようとしているチャンスを逃がしている。

 これもまた厳然とした日本の現実である(了)

 

コメント & トラックバック

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  1. イージス艦の事故で、もう一方のコンテナ船は日本郵船がチャーター便として常に利用している。大きなコンテナ船には、その居場所が夜でも分かるように、8km先まで確認できるランプの設置がルール通りにされている筈です。

    日本の海上保安庁はすでに原因は分かっているでしょう。

    でも、明らかにされることもなく、たまたま民間船舶に事故の大きなダメージがなかっただけですが、荷遅れなどの損害などがうやむやにされそうです。何よりも人を守はずのイージス艦がルール通りに運航しないのでは、犠牲の乗組員の家族も納得できないでしょう。

  2. 安倍首相は、国内の様々な問題を外交で取り返すというどこかのメディアは述べていたが、外交も、安倍政権が滅茶苦茶したもので、官邸から流される脚色した内容の情報をそのままに報道しているから国民が気が付かないだけです。

    外交が上手くいっているなら、拉致被害者に進展があったでしょうし、今朝のNHK報道で、北方領土の色丹島に韓国とロシアの企業が共同で港湾工事を今月の上旬から始めたということです。もうすでに始まっているのです。

    EUとの貿易交渉もあるし、すべてが行き詰っている安倍政権です。政権の情報操作に関わるものも、大きな過ちを犯していると思うのです。

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