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民進党が南スーダンPKOで安倍首相を攻められなかった理由

 きのう5月17日の地方紙(下野新聞)に久江雅彦共同「政治に翻弄された自衛隊」という論説があった。

 その論説は、南スーダンからの自衛隊の撤収は、「昨年の9月から国家安全保障会議(NSC)を中心に具体的な検討を進めていた」という安倍首相の国会答弁を引用し、それなのに政府は昨年11月に、安保法制に基づく駆けつけ警護の新任務を自衛隊に与え、訓練をはじめさせた。ということは、自衛隊は政府の撤収検討を知らされないまま、命がけの新任務を担わされたことになる、と書いている。

 また、その論説は、安倍首相が自家隊撤収を表明した日時が、森友学園の籠池理事長が記者会見していた最中だった事を指摘し、あの撤収発表は森友疑惑隠しだったのではないか、と書いてる。

 これらが、その論評の見出しである「政治に翻弄された自衛隊」の意味であるに違いない。

 しかし、その見出しの本当の意味はその後に続く、次のくだりの中にこそある。

 「・・・南スーダンのPKOへの自衛隊派遣が浮上したのは2011年春。当時、防衛省・自衛隊では、危険性から、否定的な意見が多かった。だが、民主党の野田政権は翌年に自衛隊の派遣に踏み切った。政府関係者はその裏に対米配慮があったと振り返る・・・鳩山由紀夫首相が・・・普天移設問題で迷走し、日米関係が極度に悪化していた。そこで外務省を中心とする知米派が、南スーダンの独立を支援した米国に忖度し、南スーダンPKOへの参加を仕掛けたというのだ。だから、安倍政権発足当初は、自民党国防関係議員からは、なぜ民主党政権の尻ぬぐいをしなければいけないのか、という撤収を求める声が上がっていたという・・・」

 私は知らなかったのだが、そういわれてみれば、確かに南スーダンPKOに自衛隊を派遣したのは野田民主党政権だった。

 この久江編集委員が言いたかった「政治に翻弄された自衛隊」という意味は、そういうことなのだ。

 蓮舫・野田民進党が、南スーダンPKO問題で安倍首相を徹底攻撃できなかったのも無理はない(了)

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