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「平和ボケ」という言葉は安倍首相にこそお似合いだ

 「平和ボケ」という言葉は、右翼の改憲論者が左翼の護憲論者に投げつける言葉と相場は決まっている。

 しかし、この言葉こそ安倍首相にお似合いの言葉だ。

 きょう4月13日の読売新聞が自慢げに書いている。

 米国が北朝鮮に対して軍事行動に踏み切る時は日本に事前通告して欲しいと、日本政府が米国側に求めていたことをを政府関係者が12日明らかにしたと。

 あたかも安倍首相がトランプ大統領との電話会談でそう伝えたと言わんばかりだ。

 日米安保条約に基づいて対等な関係にあることを示したというわけだ。

 何という平和ボケだろう。

 米国が北朝鮮を攻撃したら北朝鮮は核ミサイルで報復するに決まっている。

 報復の標的は韓国や日本の在日米軍基地だと北朝鮮は警告している。

 そうなったら日本はお終いだ。

 そんなことは子供でも分かる。

 いくら事前通告してもらっても何の意味もない。

 対等な日米同盟関係を誇示しても何の意味もない。

 日米同盟のために日本が終わるのだ。

 戦争を知らないまま世襲で総理にさせてもらった安倍首相は、まさしく戦争とは何かを知らない「平和ボケ」なのだ。

 戦争の怖さを知っているなら、真っ先に米国に伝える事は、何があっても今は北朝鮮を攻撃してはいけないということだ。

 それがまるで分っていない安倍首相と、そんな安倍首相を持ち上げる読売新聞は「平和ボケ」の極みだ。

 因みに、きょう4月13日の産経新聞は、朝鮮有事が発生した時は、政府は拉致被害者を救出するため自衛隊機を飛ばす事を検討している事が分かったと書いている。

 これほど馬鹿な記事はない。

 朝鮮有事が起きたら、自衛隊機を飛ばすなどという悠長なことができるはずがない。

 核兵器が使われたら皆犠牲者となる。

 産経新聞もまた「平和ボケ」した新聞である(了)

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