新党憲法9条

憲法9条それは希望

ついに保育所にも国旗と国歌に親しめと命じた安倍・菅政権

 幼稚園児に教育勅語を暗唱させていた森友学園の教育方針の異常さが大問題になったというのに、きょう4月1日の東京新聞が驚きの記事を書いた。

 厚生労働省はきのう3月31日、三歳児以上を対象に、保育現場で国旗と国歌に「親しむ」と初めて明記した保育所の運営指針を正式決定したというのだ。

 私がその記事で驚いたのは、これは、文部科学省が同様の趣旨を幼稚園の教育要領に盛り込んだことを受けた見直しである、と書かれていたことだ。

 私は知らなかったのだが、すでに文科省は幼稚園教育にそのような方針を決めていたのである。

 その文科省の幼稚園教育との整合性をはかるために、保育所を所管する厚生労働省が、同様の方針を保育所に課すことにしたというわけだ。

 典型的な官僚の忖度行政だ。

 いち早く文科省が安倍・菅政権の意向を忖度し、その文科省との不整合さを安倍・菅政権に責められる前に、厚生労働省が忖度して「右に倣え」したわけだ。

 天皇陛下は、かつて園遊会で、将棋の米長邦雄・元名人(東京都教育委員会委員)と懇談された際、「(教育現場において、国旗・国歌は)強制になるというようなことでないほうが望ましい」と発言され、米長教育委員がいたく恐縮した事があった。

 これが天皇陛下のこころだ。

 安倍・菅暴政コンビは、恐縮するどころか、どこまでも天皇をないがしろにするつもりである(了)

コメント & トラックバック

  • Comments ( 5 )
  • Trackbacks ( 0 )

コメントは承認後に公開されます

*
*
* (公開されません)

Comment On Facebook