新党憲法9条

憲法9条それは希望

安倍首相の外遊を許すようでは森友疑惑追及もそれまでだ

 何度でも書いてき来たし、これからも書くが、今度の森友疑惑問題の
核心は、安倍首相を辞任に追い込めるかどうかである。

 もし野党共闘が安倍政権を総辞職に追い込むことが出来なければ、逆
に安倍一強はますます進み、今度は逆に野党共闘が壊滅的な打撃を受け
ることになる。

 文字通り森友疑惑問題の帰趨は、今後の日本の政治の行方がかかって
いる最大の政局問題なのである。

 果たして野党にはそこまでの覚悟があるのか。

 私が野党連合にその覚悟がないとはやばやと見限ったのは、野党が衆
院であっさり予算案を通したからだ。

 そして、きょう3月10日の読売新聞の記事がそれをだめ押ししてく
れた。

 安倍首相はドイツ、フランス、イタリアの歴訪に加え、ベルギーまで
訪問する方向で最終調整に入ったという。

 ただでさえ緊急必要性のない独仏伊外遊だ。

 それに加えてベルギーまで追加するという。

 いくら3月19日、20日の連休を使っての外遊だと言っても、その
週はすべて外遊に費やされる事になる。

 当然のことながら国会は開かれない。

 たとえ開かれても、安倍首相不在の国会質疑など誰も関心はない。

 こんな外遊を野党は認めたのだろうか。

 あるいは、これからの国会対策与野党協議で、野党は認めるのだろう
か。

 野党が安倍首相の外遊に異を唱えているという話は聞かない。

 このまま安倍外遊が当然視されるようでは、野党の森友疑惑追及も、
しょせんそれまでだということである(了)

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  1. 3月6日の参議院で、最初に自民党の西田昌司という人が出て、森友学園問題は問題ないと発言し、その後の首相の答弁が、西田議員が問題ないと言ったとお墨付きを貰ったように質問者を責めていました。海外メディアにも民主党が最も恐れる議員として電子版に発信しましたが、その人を調べたようですぐ消されていました。
    安倍首相を助ける西田議員はきっと同じような考え方をするのだろうと思いました。
    民主党政権下の時に、政権奪回のために、政策主張を示したものが公式サイトに掲載されていました。公人で公式サイトなのに無断転用、転記を禁じるになっていましたので、政策というところに載っていますよ。
    主に国防や憲法問題、皇室典範の改正、教育勅語の精神の導入の主張は、占領化でGHQによって廃止や押し付けられたものだという主張です。自民党は教育勅語が気に入っているようで、語句だけが良いから教育になるという短絡的な問題にしてはいけないのです。今上天皇はご自身も象徴天皇の務めという言葉を発せられるように、教育勅語の復活は決して望まないでしょう。また日本人の精神というべきものは、現在の教育基本法で定められている教育の目標でかなりのカバーされています。

    西田議員の政策のTPP交渉の欄には、百害あって一利なしの売国的政策には断固反対ですと記載されています。自民党は誰も反対しなかったのはなぜでしょうか。

    ここから見えるものは政治家の多くが国民のために政治をするのではなく、政治家になりたい、いたいだけのことですから、国民が望んでいる参考人招致など平気で反対するのです。

  2. スレ違いですが、東北の放射線のことです。どこのTV局だったか、昨夜福島飯館村に帰村許可が出たことで
    住民が猛然と反対を示していた。日本では年間1ミリシーベルトの放射線と言う基準があるのに、その村では
    20ミリシーベルトで帰還が許可されたという。私はこの8年間東大阪市のヤンマーの下請けの地元有力者の用途違反による拡大操業で
    家を出る羽目になった。ガン死も多い。市が工場に加勢して取り締まらず、拡大した工場の改善と称して何の改善にもならぬことをした挙句、証拠が残る煤煙なども出るはずがないと突っぱねてき、その姿勢は今も変わらない。その傲慢な態度を経験して行政には嘘が多く、被災者を切って捨てる傾向があることを切実に感じた。その点で東北被災者の悲しみ、嘆きを共感する。甲状腺がんが多発しているのに県は否定していると言う。関西にいるが、こういうことには関心が薄いのが残念だ。東北における人々に対して非人間的な扱いというものを国のこの放射線量の認識で感じる。役所の人間は縦割りと称して住民のためにならない無駄な事をして、仕事をしていると威張りかえっている無責任種族である。ここまでのさばるのも日本人がおとなし過ぎるからだと思う。いかがだろうか。

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