今度はキャッシュレス決済についての5%還元だ。
軽減税率の適用や持ち帰り購入軽減など、次々と消費税増税による
負担増をごまかすための思いつきが目に余る。
それなら最初から消費税増税などしなければいいのだ。
野党第一党の蓮舫立憲民主党副代表はそう批判した。
野党ならずともそう批判したくなる。
しかし、その批判はあまい。
消費税の何が問題か。
もちろんその逆進性だ。
しかし、それだけではない。
消費税の最大の問題点は、いったん消費税が導入されれば、広く、
薄く、確実に税収が取れることだ。
国(財政当局)にとってこんな都合のいい制度はない。
しかも、いったん導入されれば制度化されて、なくならない。
あとは、国民が忘れたころに税率を上げればいいだけだ。
そして、ここからが重要な事であるが、いったん税率を上げたら、
たとえ一時的な例外優遇策を認めても、例外優遇策はそのうち必ず
終わる。
その一方で上がった税率は絶対に下がらない。
全体としてみれば税収入は確実に増えるのだ
われわれの税負担は間違いなく増えるのである。
まさしく、これが国(財務省)のねらい目なのだ。
「増税しても還元するなら何のための増税か」という蓮舫議員の
批判は、一見もっともな批判に聞こえるが、あまい。
消費税はなくすべきなのだ。
それが無理でも増税させてはいけないのだ。
今回の10%引き上げは絶対に許してはいけないのだ。
消費税の10%引き上げなどとんでもない。
やれるものならやってみろ。
国民の怒りを背にして、野党共闘で安倍政権を倒して見せる。
蓮舫議員はそう啖呵を切るべきなのだ。
安倍首相は震え上がるに違いない(了)
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