文春新書の「サイコパス」という本が売れているらしい。
著者は脳科学者の中野信子という人だ。
私がその事を知ったのは、発売中の週刊文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」で、中野信子氏が語っていた記事を読んだからだ。
その記事の中で中野氏はこう言っている。
トランプ大統領が誕生したのはサイコパスが働いたからだと。
中野氏によれば、サイコパスとは、特定の脳神経機能、もしくはそれを有する人の事であるという。
その特定の機能とは何か。
それは、ひとことで定義するより、いくつかの共通の機能を羅列した方がわかりやすい。
彼女は言う。
「いわゆる人間らしい感情の部分が普通の人とは違う人」だと。
「この人はいまこういう思いをしているんだろうなという共感力のない人、つまり他人の気持ちを慮れない(おもんばかれない)人」だと。
「自分の利益のために人を利用しても心が痛まない人」だと。
「その場限りですごくいい顔をすることが平気でできる人」だと。
「過去の言動が間違っていた事がわかっても、臆面もなくそれを忘れて正反対の言動を取れる人」だと。
「テレビの世界はサイコパシーの強い人ほど生き残れる。一貫性を無視した言動を平気でとれるからだ」と。
「子供から大人になるにつれてサイコパシーはなくなるが、最近はその年齢が高齢し、30歳ぐらいになってきている」と。
「サイコパスは環境によって差異が生まれる、豊かな環境で育ったものほどその傾向がみられる」と。
その他にも興味深い例示は続くが、もうこれ以上つけ加える必要はないだろう。
中野信子氏はこのサイコパスを紹介してトランプ現象を説明している。
しかし、中野氏が語るサイコパスは、見事に安倍首相を語っていると私には思えてならなかった。
因みに、月刊文藝春秋の最新号にも、やはり中野信子氏のサイコパスに関する、より専門的な寄稿が掲載されている。
週刊文春も月刊文春も、同じ文藝春秋社の出版物だ。
偶然ではないだろう。
まさしく安倍首相の人となりに焦点を合わせているのだ。
それを支える人たちをトランプ現象に重ね合わせているのだ。
サイコパスの世の中は危ういという警鐘に違いない。
安倍暴政に怒る人は安倍首相に罵声を浴びせてはいけない。
そんなことをすれば共謀罪で捕まる。
罵倒するよりも文藝春秋社のようにサイコパスのせいだとすればいいのだ。
これ以上ない高等な安倍批判となる(了)
サイコパスとう精神の病気の名前を覚えた人が、自分にとって面白くないと思う人のことを陥れるため、誰はサイコパス、彼はサイコパスと叫んでいるとしか思えない。今日訳聖書をきちんと読み、南北アメリカの歴史を知れば、武力を持たない国は他国に蹂躙されると事は事実と知るでしょう。天木さん貴殿こそサイコパスとおもいます。
安倍晋三首相はサイコパス(Psychopath=精神異常者)なのか?この手の議論は週刊誌に任せておけばいい話ではないでしょうか。
天木氏には、批判のための材料集めは似合いません。今現在起こっている事象を、的確に判断してこそ、氏の本領発揮ではないかと思っています。