あまりにも衝撃的で非劇的な事件だ。
安倍元首相の政策に批判的な私でさえ、怒り、同情する。
一般国民はなおさらだ。
これであすの投票日には自民党に入れる者が増えるだろう。
自民党の勝利がより確実になる。
問題は、選挙後でも安倍元首相の銃撃死に対する怒りと同情が続くと思われることだ。
いや、ますます怒りと同情はいや増す。
安倍元首相に近い議員は、安倍元首相の果たせなかった政策をいまこそ実現すべきだと勢いづく。
その一方で、もし岸田首相が、参院選の勝利の後は安倍元首相から自立しようと思っていたとすれば、いまはその時ではないと考えて、安倍元首相の手がけた政策をそのまま続けるとしてもおかしくない。
他方の野党は、参院選の敗北で、生き残りをかけた離合集散は必至だ。
自民党を追及する余裕はない。
これを要するに、参院選後の日本は混沌としたまま右傾化が進むということだ。
日米同盟は強化され、中国や南北朝鮮との関係は停滞したままになる。
なんとかしなければいけない(了)
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