きのうの日経新聞に、2021年度のGPIFの黒字が10兆円だったという記事を見つけた。
GPIFという言葉は、Government Pension Investment Fund つまり年金積立金管理運用独立法人のことだ。
これが出来たのは2006年だった。
そのとき、我々の年金を株に使っていいのかということが散々懸念された。
ところが政府はお構いなしに強行し、独立行政法人という天下りの隠れ蓑までつくって強行した。
このGPIFは、きのうの日経新聞では、いまや世界最大の機関投資家として知られているらしい。
株の事だから損する時も得する時もある。
しかし、親方日の丸投資家だから長期運用が可能だ。
しかも、われわれから強制的に徴収する年金が実際の年金に支給されるのは、わずか1割程度だという。
残りの膨大な9割が株式に運用できるのだ。
その利益が積もり積もって196兆円5926億円だという(2022年3月末時点)。
2021年度の10兆円の黒字はその一部だ。
われわれの年金が元手で国はこれだけ儲けているのだ。
なぜそれを国民に還元しないのか。
なぜ国民はそれを要求しないのか。
なぜ野党は国民に代ってそれを政府に要求しないのか。
なぜ今度の接居で誰もそれを言わないのか。
政治家のいう国民のための政治の実現は、口先ばかりだということだ・・・
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