新党憲法9条

憲法9条それは希望

冒頭解散を決意した時点で安倍首相は国会開催に応じる

 安倍首相が国会解散に応じない事が政局の大きな問題になっている。

 野党もメディアも、そして安倍首相に批判的なメディアも、これを取り上げて、やれひきこもりだ、職場放棄だ、やる気をなくしたのだ、健康状態が悪いのだと騒ぎ立てる。

 本当にそうだろうか。

 私はそうではないと思う。

 安倍首相は8月24日に叔父の佐藤政権を抜いて単独内閣最長記録を更新する。

 文字通り日本の最長政権記録を塗り替える。

 その後はフリーハンドだ。

 もうすぐお盆休みにはいる。

 政局は9月以降に急激に動く。

 G7サミットがあるかどうかは分からないが、8月末から9月初めにかけて安倍訪米が画策されている。

 米国大統領選も本格化するし、コロナ状況もさらにはっきりする。

 来年の東京五輪の可否もだんだんと明らかになってくる。

 米中対立はさらに悪化し、敵基地攻撃を可能にする防衛計画も国会承認を得なければいけない。

 経済の悪化はさらに進み、国民生活はさらに苦しくなる。

 その時安倍首相が取り得る選択は何か。

 臨時国会冒頭の解散・総選挙である。

 そんな状態で選挙をすれば自民党は議席数を減らす。

 しかし、それは織り込み済みだ。

 旧民主党の顔ぶれがうちわ喧嘩している今の野党が票を伸ばす事はない。

 自民党が減らしてもその分を日本維新の会がとればいい。

 自公維で安定政権を取れる。

 そう見極めた時、安倍首相は国会解散を決断し、冒頭解散する。

 いまはまだ早い。

 どうせ夏休みだから国会は開かれない。

 安倍外交を復活させ、訪米から帰ってきた後に決断する。

 その露払いとして、きょうの読売が報じた。

 茂木外相は、自分の所掌でもないのに英国に行って経済交渉をし(5日-7日)いったん帰って来たと思ってら、その後に、12日から15日までシンガポールとマレーシアを訪問し、18日から23日まで三ヤンマー、ラオス、カンボジア、パプアニューギニアを訪問すると。(6日読売)

 コロナの最中でも外相の外遊が許されるのだから、安倍首相の外遊も許されるというわけだ。

 安倍外交の再開である。

 ここまで安倍首相は考えているというのに、早く国会を開けと安倍首相に詰め寄るしか能のない、今の野党である。

 なんとかならないものか(了)

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