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日本人警備員に催涙スプレー訓練をさせていた在日米軍の言語道断

 きのう7月9日、読者の一人から衝撃的な情報提供を受けた。

 9日付の神奈川新聞が衝撃的なスクープ報道を掲載したというのだ。

 すなわち米海軍横須賀基地で働いている日本人警備員が顔面に向けて催涙スプレーを噴射する訓練をさせられていることがわかったというのだ。

 過去には噴射された警備員が救急搬送された事もあるという。

 あまりにも危険であるとして全駐留軍労働組合(全駐労)が中止を申し入れても、在日米軍は「なしのつぶて」だという。

 こんな人権無視が行われているのだ。

 大手紙は取り上げていないから、これは共同の配信ではなく神奈川新聞のスクープに違いない。

 そう思ってきょうの各紙を見たら朝日新聞が取り上げた。

 その朝日の記事によれば、横須賀基地の日本人警備員は隊長を含めて130人ほどだと言う。

 関係者によると基地では15年ほど前から日本人による催涙スプレーの携行が始まったと言う。

 私が驚いたのは、「警備員は防衛省に雇用され、保安担当の米軍士官の指揮の下で催涙スプレーと銃を携えてゲートや基地内を警備している」というのだ。

 日本政府が黙認、いや加担して来たということだ。

 これ以上の日本国民の人権無視はない。

 日本の法律が及ばない治外法権下での人権蹂躙を日本政府は容認して来たのだ。

 他の大手紙は、朝日の後を追ってこの問題を追及しなければいけない。

 野党は直ちに日本政府に止めさせるよう迫らなければいけない(了)

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