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10月の米朝首脳会談はありうると認めたボルトン

 きょうの各紙が小さく報じた。

 訪韓中のビーガン米国務副長官(北朝鮮担当特別代表)は8日、北朝鮮に対話を求めるとともに朝鮮半島情勢について「今年の進展を期待する」と表明したと。

 「金正恩委員長が準備ができ、権限を持った交渉相手を任命すれば、すぐに準備は整う」と語ったと。

 やはりトランプ大統領はやる気満々なのだ。

 ここまでは私が書いて来た通りだ。

 私がこのメルマガを書いた理由は、あのボルトンさえも10月の米朝首脳会談はありうると語ったからだ。

 きょう7月9日の産経新聞に、ボルトンと産経新聞の電話インタビュー記事が掲載されている。

 そこでボルトンは次のように語ったというのだ。

 「・・・11月の大統領選に向けトランプ氏の支持率が低迷した場合、土壇場の起死回生を目指し『オクトーバーサプライズ』として10月あたりに金氏とトランプ氏が再び会談する可能性はある」と。

 まさしく私の予想通りの発言だ。

 しかし、ボルトンの予想と私の予想では大きな違いがある。

 ボルトンはその後でこう語っている。

 「核問題での実質的進展は一切見込めないだろ」と。

 だからボルトンはトランプ大統領に「お前は首だ」と言われるのだ。

 三回目の首脳会談を行う以上、トランプ大統領が世界を驚かす合意をするのは当たり前だろう。

 そして、それは、北朝鮮が段階的非核化を約束する見返りに米国が制裁解除と経済協力を行うという取引に決まっている。

 いまでも北朝鮮の完全非核化がすべての大前提だ言い続けるボルトンは、まさしく戦争馬鹿である(了)

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