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トランプ大統領の怒りが第三回米朝首脳会談に向かわせる予感

 ついにボルトンの暴露本が公開される事になった。

 報道を見る限り、暴露の内容がすごい。

 トランプ大統領が受ける打撃は深刻である。

 どうやら髭のボルトンはルビコンを渡ったようだ。

 トランプ大統領との全面対決に腹をくくったようだ。

 トランプ大統領が大統領選に負けると読んだようだ。

 私がそう思うのは、暴露本の内容がすごいだけではない。

 独占インタビューに応じるボルトンの言葉が、暴露本に輪をかけたように挑発的だからだ。

 ボルトンの髭が、ここに来てにわかに力強く見えるから不思議だ。

 トランプ大統領を、無知で外交音痴とこき下ろしている。

 そして11月の大統領選ではトランプ大統領再選を支持しないとまで発言している。

 トランプ大統領にとってはこれ以上ない侮辱だ。

 もちろん、トランプ大統領がこのまま引きさがるはずがない。

 トランプ大統領を怒らせることだけはしない方がいいと安倍首相は周りに言っているらしいが、それは正しいのだ。

 果たしてトランプ大統領は部下の裏切りにどのような反撃を見せるか。

 それはズバリ電撃的な第三回目の米朝首脳会談を金正恩委員長に呼びかけることだ。

 そして、その首脳会談で金正恩委員長と直取引をして、北朝鮮が段階的非核化に応じる見返りに、北朝鮮に対する制裁解除と米産業界主導による経済開発支援を行う、この包括合意を実現するのだ。

 トランプ大統領との関係改善を誰よりも欲している金正恩書記長が、このトランプ大統領の呼びかけに応じないはずがない。

 まさしく渡りに船だ。

 そしてそうなれば、トランプ大統領は念願のノーベル平和賞も夢ではない。

 劣勢が伝えられる11月の大統領選も逆転再選の可能性が一気に高まる。

 大統領選に勝ったトランプ大統領は、その時ボルトンにこう言えばいいのだ。

 お前の言う事を聞いていれば世界が戦争になっていたと。

 とっとの消え失せろ!と。

 やはりボルトンはトランプ大統領には勝てない。

 役者が違うのである(了)

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