きょう5月29日の朝日新聞が、「G7 悩ましい米国開催」という見出しの興味深い記事を掲載した。
すなわち、トランプ大統領のツイッターで始まった主要7カ国首脳会議(G7サミット)の米国開催に、日本政府が頭を悩ましているというのだ。
その記事ではっきりした事は、トランプ大統領が米国開催を言い出したのを日本が知ったのは、やはりあのツイッターが最初だったということだ。
日本時間で20日の深夜にトランプはツイッターでこれまで言っていたテレビ開催から通常開催に翻意した事を表明した。
それを知った日本政府はあわてて事実確認に追われたというのだ。
そしてあわてたのは日本政府だけではなかった。
米政府関係者も困惑していたことがわかったというのだ。
そして、米国側からやっと6月25日ー26日でどうだと打診があり、安倍首相は25日の記者会見で、「諸般の事情が許せば参加したい」と述べたのだ。
同時に、朝日の記事は教えてくれている。
参加に慎重な国もあるというのだ。
そして外務省幹部は「本当に開催できるか、ギリギリまでわからない」と漏らしているというのだ。
何のことはない。
外務省としては、いまさらトランプ大統領が米国で開催すると言い出しても、コロナ感染対策などの面倒な話が増えるだけで、迷惑な話なのだ。
それでも安倍首相は訪米にこだわるだろう。
日本にいてもろくなことはないからだ。
今度のサミットは安倍首相ひとりが喜ぶ前代未聞のサミットになりそうだ。
本末転倒の今年のサミットである(了)
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