岡本行夫氏の急逝を報じるきょう5月9日の各紙の中で、私の目に留まったのは、産経新聞の石井聡と名乗る特別記者の次の言葉である。
時として日本政府と異なるような言動をして批判されたりしたことがあった岡本氏に石井記者がこっそり尋ねたら次のような答えが返って来たという。
「政府とは連絡を取りながら進めているんですよ・・・」
岡本行夫の正体見たりだ。
岡本氏と言えば橋本龍太郎政権下の普天間返還で頑張った人物であると必ず言われたり、書かれたりする。
しかし、彼こそが今日の辺野古移設強行の素地を作った人物なのだ。
日米同盟最優先の国策を、野に下った振りをして、もっとも忠実に実行した人物なのだ。
それを証拠に、岡本行夫氏の死を知って米国の日米安保担当者がそろって残念がっている。
そして、岡本氏の死を報じるきょうの各紙の紙面の中で、産経と朝日が大きな紙面を割いて最大の賛辞を送っている。
右翼と左翼の二大紙が見事に日米同盟最優先で一致してるということだ。
こんなことでは、日本の対米自立は夢のまた夢であるということだ(了)
Comment On Facebook