次の文章をまず、黙ってお読みいただきたい。
「・・・しかし、現在の日本は、そんな正論がまかり通る国ではありません。権力者が白と言えば、黒いものも白です。それが現実。権力の中枢にいる安倍首相と麻生財務大臣は、口を揃えて再調査は必要ないと言っていますし、実際に再調査が行われることはないでしょう。森友問題はこれで終わりです。
赤木さんの奥さんは『怒りに震えています』とコメントを出しましたが、せいぜい震えるのが関の山。いくら日本が民主国家だといっても、結局、特権階級が存在し、それ以外はゴミ虫のように生きるしかありません。我々も自らがゴミ虫なのを自覚して、権力者の食い物にならないようにせいぜい人生をまっとうしたいものです」
この文章は、ある低俗な雑誌に見つけた森友学園問題の再調査に関して書かれた文章である。
安倍政権の森友疑惑に対する対応に怒り、徹底的に批判した後で、その批判記事を締めくくった文章だ。
低俗な雑誌だが、この文章は低俗ではない。
低俗な雑誌だが、書き手は低俗な記者ではない。
見事に今の日本の政治の絶望さ加減を言い当てている。
そして、いまの日本人のあきらめを、これ以上ない自虐的表現で言い当てている。
しかし、われわれは自虐のままで終わってはいけない。
これ以上日本をダメにしてはいけない。
先祖に申し訳ない、子孫のために日本を崩壊から助け出さなけれない。
そう考えなければいけないのだ。
どうすればいいのか。
何の力もないただの虫けらのような国民が、どうしたら日本を救えるのか。
答えはただひとつ。
安倍昭恵さん国会招致を求めるだけでいいのだ。
あの遺書をどういう思いで読んだのか、自分にも責任があると思わないのか、あなたも主人を愛しているのだろう、ならば赤木夫人の亡き夫を思う気持ちをどう思うのか、遺書の全文が明らかになった夜に、よくも桜を見ながら仲間とパーティする気になれたものだ、遺族や国民にどう説明するのか、
誰もが抱く質問に国会で答えるように声を上げればいいのだ。
そして、安倍首相の妻であるなら、国会が議決するまでもなく、みずから国会で身の潔白を証明すべきだと迫るべきだ。
何度も書いて来たが、かつて共産党の小池晃議員が質問の最後に昭恵夫人の国会証人喚問を要求し、議長は理事会で協議すると約束して終わった。
しかし、その後理事会協議の結果がどうなったか報道された記憶がない。
理事会で拒否したのなら理事会を追及しなければいけない。
理事会で拒否を主張した国会議員の名前を公表し、国民の手で糾弾しなければいけない。
そして国会が呼べないなら、国民が国会に出て来いと要求すればいいのだ。
昭恵夫人の説明を聞くまで森友疑惑を終わらせなければいいのだ。
間違いなく安倍首相は辞任する。
昭恵夫人を抱えながら国政を担い続ける事は出来ないからだ。
ましてやコロナ危機を乗り切る事は出来ない。
日本をこれ以上悪くしないために昭恵夫人の国会証人喚問は不可欠だ。
それを実現させられるのはわれわれ国民しかいない(了)
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