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「人柄のバイデン」を思い出させてくれた週刊文春の記事

 確かニューズウィークの記事だったと記憶しているのだが、バイデンは度重なる家族の不幸を耐えてオバマの副大統領にまでなった政治家だという記事を読んだことがあった。

 その時から私はバイデンという政治家を好意的に見るようになった。

 そのことをいつか書きたいと思っていたが、いかんせん、文章にするほど記憶をよみがえらせることが出来なかった。

 そう思っていたら、今日発売の週刊文春(3月19日号)の国際欄で、近藤奈香というジャーナリストが、「『人柄のバイデン』の陰に30歳で経験した家族の悲劇」という記事を書いているのを見つけた。

 その中で彼女はこう教えてくれている。

 バイデンのチャームポイントはその人間性にあると言われている。全米の世論調査でも78%の人が「他の候補者よりも好感が持てる」と答えている。また彼が経験した悲劇にも同情が集まる。

 「30歳の時、初当選の一カ月後に、妻と娘を自動車事故で亡くすという不幸に見舞われています。今でも命日には丸一日仕事をせず、喪に服しています。また副大統領時代には46歳の息子を脳腫瘍で亡くし2016年の大統領選を断念。国民の痛みを理解できる苦労人という意味では米政界でバイデンの右に出るものはいないとされています」(現地ジャーナリスト)・・・

 まさしく、私が読んだ記事もこういう事が書かれていた。

 人柄の良さだけでは、指導者として不十分だ。

 不幸を経験したからといって人柄がよくなるとは限らない。

 何よりも、バイデンがトランプに勝つ保証はない。

 それでも私はトランプに挑むバイデンを見てみたい。

 こんどこそロシアの妨害のない二人の一騎打ちを見てみたい。

 おそらく、近藤奈香というジャーナリストも私と同様に、こう願ってこの記事を書いたに違いない(了)

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