私は何度も、何度も、繰り返し書いてきた。
コロナウィルスを封じ込めることが出来なくなった時点で、習近平主席の国賓訪日(来日)は不可能になったと。
そしてそれは、コロナウィルスを発生させ、封じ込められなかった習近平主席にとっては大きな誤算であり、同時にまた、トランプ国賓を優先し、習近平主席の国賓訪日を翌年春まで先送りさせてもらった安倍首相にとっても、困惑させる問題になったと。
だからこそ、もし延期する政治決定をせざるを得なくなった場合は、日中両国で十分に話し合った上で同時発表するしかないと。
その最後の調整の機会が2月末の楊ケッチ政治局員の訪日であったのに、共同発表できなかった。
一体何が起きているのか、これからの動きから目が離せない。
そう私は書いyたばかりだった。
そうしたら、きょう3月1日の読売新聞を見て驚いた。
なんと「習氏来日延期可能性も」という見出しで、安倍首相がきのう2月29日の記者会見で、その事を示唆したと小さく報じたのだ。
私はその記者会見で、安倍首相がどのような表現で延期の可能性を示唆したのか知らないが、いかなる表現にせよ、中国が一切言及していない段階で、しかも安倍首相みずからの口で延期の可能性を示唆したなら大問題だと思ってその記事読んだ。
その直後に、もっと驚いた事が起きた。
やはりきょう2月29日の産経新聞が、今度は一面トップで、大きく、そしてはっきりと、「習主席 来日延期」と報じたのを見つけたのだ。
しかも新型肺炎が原因であり、来日は秋以降になるとまで書いた。
これは産経の単なるスクープではない。
政府筋が流して書かせたのだ。
果たして中国との間で、新聞に書かせるということが調整済みなのだろうか。
もしそうでなければ、中国は面子を潰されたと激怒するだろう。
ましてや楊ケッチ政治局員が日本を離れた直後だ。
しかも、書いたのは反中国のネトウヨ新聞産経だ。
やはり習近平の中国と安倍の日本の間に信頼関係はないということになる。
それとも、それは私の早とちりなのか。
すべては、いつ、どういう形で、習近平来日延期の公式発表がなされるかどうかである。
一日たりとも目が離せない(了)
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