トランプ大統領の弾劾裁判の審理が、いよいよきょう1月22日の日本時間午前3時から米国上院で始まった。
米CNNがその実況中継を延々と続けている。
それを見た私は思った。
これは米国の民主主義が試される歴史的な裁判だと。
与野党が正面から対決している。
この弾劾裁判の行方は11月の米国大統領選の帰趨を左右する事は間違いない。
そして、私は思った。
この裁判はトランプ側が勝つのではないかと。
ここまで与野党の言い分が真正面から対立している以上、トランプ大統領の言い分が強く見えて来るからだ。
トランプ大統領は弾劾されずに終わるのではないか。
そうすれば、トランプ大統領が再選される可能性は一気に高まる。
そして、再選後のトランプ大統領は、ますます「トランプ大統領らしく」なる。
「トランプ大統領らしくなる」とはどういうことか。
それについて、興味深い論説を見つけた。
きょう1月22日の日経新聞が17日付の英ファイナンシャル・タイムズ紙を引用し、ワシントン・コメンテーターのエドワード・ルース氏の次の言葉を紹介していた。
すなわち、トランプ大統領は強権をふるう指導者を好み、うらやむというのだ。
それは、習近平主席やプーチン大統領といった強権的な指導者に対する惜しみない賛辞を見れば明らかだと言う。
なるほど、いまでこそ少しトーンが違って来たが、トランプ大統領は金正恩委員長が嫌いではない。
つまり再選後はこれら強権的な指導者と仲良くして民主主義を後回しにすることになるかもしれないのだ。
そこで私が思ったのは安倍首相の事だ。
トランプ大統領が再選されれば、安倍首相が賛辞を贈る前に、トランプ大統領が命令するだろう。
シンゾー、もう少し私とつき合えと。
その時こそ、安倍続投が決まる時だ。
なにしろ、米国大統領に命じられて、それに反対できる政党はなく、政治家はいない。
私は安倍首相はその時を待っているに違いないと思っている。
トランプ大統領の再選を願っているに違いないと思っている。
ひょっとして、密かにトランプ大統領に勝ってくださいと伝えているかも知れないのだ。
見てるがいい。
安倍首相は11月の大統領選まで、自分の進退については一切を語らないだろう。
そのことで日本の政局は振り回されるだろう。
何としてでもトランプ大統領の再選を阻みたい。
その為には、きょうから始まる弾劾裁判で米国民主党の追及にしたいしたい。
しかし、どうみても米国民主党は迫力不足だ。
なんとかならないものか(了)
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