きょう12月26日の各紙が一斉に報じた。
千葉県木更津市の渡辺芳邦市長がきのう12月25日午前、オスプレイの受け入れを河野防衛大臣に伝えたという。
またひとつ、日本全土が米軍基地だらけになる亡国の道に、大きな歩を進めることになる。
なにしろ、オスプレイは米国内では市街地を飛ばせないほど危険視されている軍用機だ。
墜落が当たり前で、未亡人製造機という悪名がついているオスプレイの構造的欠陥は、何一つ解明されないまま大量導入された。
しかもオスプレイは日本を守る軍用機ではない。
米国の攻撃的、大量輸送機だ。
本来の配備先である佐賀空港が地元の反発で難航しているため、早く決めろと米軍に恫喝されて、自衛隊の木更津駐屯地で受け入れることにしたものだ。
受け入れ理由がふるっている。
佐賀が受け入れるまで5年間の暫定的なものだから受け入れたという。
政府のウソを真に受けてどうする。
一旦受け入れてしまえばお終いだ。
千葉も佐賀もとなる。
日本中にオスプレイが飛び回る事になるのだ。
しかし、私がここで指摘したいの亡国的なオスプレイ受け入れだけではない。
なぜ渡辺木更津市長が受け入れたか、その背後にある密約の疑いだ。
当たり前だろう。
住民の誰もが迷惑するオスプレイ受け入れを、何の見返りもなく渡辺市長が受け入れるはずがない。
何の見返りもなくオスプレイ受け入れを許した渡辺市長を、木更津市民が認めるはずがない。
そう思っていたら、きょうの東京新聞の記事の中にこう書かれていた。
「・・・木更津市は戦前から海軍の飛行場があった『基地の街』。戦後も基地対策の補助金によって多くの施設が整備された面がある・・・」と。
東京新聞は断言していないがこれしかない。
我々の税金をばらまいて受け入れさせたのだ。
実際にところどうだったのか。
メディアは今後この点は徹底的に取材し、その結果を報道しなければいけない。
オスプレイ受け入れは木更津市だけの話ではない。
木更津市民が迷惑を被るだけの話ではない。
米軍の基地化が当たり前になる、日本全国の国民の生活に関わる問題なのだ。
税金を受け入れ先にばらまいて済ませられる問題ではないのだ。
メディアは来年度に木更津市に配賦される基地対策費をいまから取材して、どれだけ増えたかを国民に報告しなければいけない。
いまや日米安保反対を主張する唯一の政党である共産党は、「桜を見る会」の徹底追及もいいが、このオスプレイの木更津受け入れ問題について、国民を代表して、国会の場で徹底追及してもらいたい。
それが出来るのは共産党しかない(了)
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