きのう12月19日夜のテレ朝報道ステーションで、地上配備型ミサイル迎撃システムの山口県の配備について、防衛省の説明会に住民の強い反発が起きた事を報道していた。
それを見た私は、イージスアショアの日本国内配備問題は、黄昏の安倍政権にとって最大の難問として急浮上すると直感した。
きょうの各紙はその事について何も報道しないが、これから毎日にようにこの問題が取り上げられるようになるだろう。
なにしろ秋田に受け入れを拒否され、もはや唯一の配備先が山口だからだ。
そして、安倍首相のおひざ元の山口こそ、すべての地域に断られた後に、そこに配備するしかない最後の候補地だからだ。
その、唯一、最後の候補地に断られたら、配備先は完全になくなる。
しかもである。
もはやすべての国民が知りつつある。
トランプから強引に買わされるミサイル迎撃システムの値段は、不透明なままにどんどん膨らんでいく。
いくら増税しても無駄遣いされる。
そして、日本に配備される迎撃ミサイルシステムは日本を守るのではなく米国を守るためだ。
百歩譲って北朝鮮のミサイルに備えるためだとしても、それを配備する先が真っ先に攻撃対象になる。みずから危機を呼び込むようなものだ。
しかも、ここにきて中国もロシアも日本に米国のミサイルシステムが配置される事に、あからさまに反対しはじめた。
日ロ首脳会議でも日中首脳会議でも、この問題が真っ先に提起されるのだ。
その一方で、米国は日本に対し、米国の核を日本に配備すると堂々と言い出しはじめた。
まさしく安倍政権はトランプと心中するつもりか、という事が問われるのだ。
いよいよ安倍首相は進退窮まって来た。
オリンピックが終われば、後は次の首相に任せると無責任に引き下がったほうが安倍首相にはお似合いだ。
おそらくそうなるだろう(了)
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