ヒラリー・クリントン元国務長官(72)が大統領選に色気を示していると言う小さな記事を、今から三週間ほど前に私は目にしたことがあった。
その時、感想を書こうと思ったが、その後いっさいその動きはメディアから消えた。
やはり冗談だったのだとやり過ごしていた。
ところがきょう11月14日の日経新聞が大きく報じた。
ヒラリー・クリントン氏が12日、「絶対にないとは言わない」と英国BBCのラジオ番組で語ったと言うのだ。
私はヒラリー出馬の可能性がどこまであるかは知らない。
民主党内のヒラリー・クリントン氏の評判も知らない。
もはや過去の人だという印象はぬぐえない。
しかし、私は、興味本位で、出てくれば面白いと思っている。
なにしろ、ロシア疑惑がなければ、間違いなくヒラリー・クリントン氏は勝っていたからだ。
ロシア疑惑がなければトランプ氏は大統領になれなかったのだ。
そして、もうひとつ、私にとって興味深いことがある。
もしヒラリー・クリントン氏が次の大統領選に出馬して勝てば、その時こそ安倍4選は100%なくなる。
なぜならば、安倍首相は、ヒラリー・クリントン氏が負けるや否や、手のひらを返すように、政敵だったトランプ氏にすり寄った。
失意のヒラリー・クリントン氏がこの事を忘れるはずがない。
そして、それを一番よく知っているのは安倍首相だ。
ヒラリー・クリントン氏の参戦は安倍首相にとって悪夢なのだ。
ましてや、大統領選に勝って次期米国大統領になれば悪夢の中の悪夢だ。
安倍首相は体調を崩し、総裁の任期を残してでも、日本の首相を辞めるだろう。
それを見てみたい気がするのである。
実際の可能性がどこまであるのかは別にして、私は興味本位でヒラリー大統領の誕生を見てみたい(了)
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