きょう11月3日の読売新聞の一段の小さな記事に私は注目した。
その記事にはこう書かれている。
自民党の石破茂・元幹事長は2日、東京都内で開かれた市民団体主催の憲法集会で、次のように述べたと。
「(憲法改正に反対する)一番左の人と是非話したい。どんな人でも断らない」と。
これを読んだとき、私は思わず喝采を叫んだ。
ついに新党憲法9条にチャンスがやってきたと。
いうまでもなく石破茂氏は憲法9条改憲論者だ。
しかも安倍首相のように、自衛隊明記だけの「おためし」改憲ではなく、それを批判して、憲法9条を改憲するなら、自衛隊を軍隊にして日本を自主防衛できる国にすべきだと主張する国防族の一人だ。
2日の都内の講演会でも次のように語ったという。
「以前の自民党では(戦力不保持を定めた)憲法9条2項の改正は当たり前で、反対はほとんどなかった」と指摘した上で、現在の9条1、2項を維持したまま自衛隊の根拠規定を追加する安倍首相の改憲案について、「理解できない」と反対する考えを示した、というのだ。
新党憲法9条にとってこれ以上ない論争相手だ。
新党憲法9条は、憲法9条に関しては、石破氏の望む「既存のどの左翼政党よりも左翼的」であり、その一方において、石破氏の示す自主防衛については、既存のどの右翼政党よりも右翼的だ。愛国的だ。
石破氏にとって不足はないはずだ。
既存の左翼政党は共産党と相場は決まっている。
しかし、いまさら石破氏が共産党の政治家と議論しても、目新しい議論は何も出て来いない。
石破氏と共産党議員の憲法9条についての議論など、世論は見向きもしない。
石破茂氏は、新党憲法9条代表の私と議論してはじめて意味ある議論ができるのだ。
既存のメディアは絶対に新党憲法9条代表と石破氏の論争など、取り上げようとしないだろう。
しかし、いまはインターネットが既存メディアを追い越す時代だ。
誰でも動画を配信できる時代だ。
その動画が、既存のメディアのどの動画より世論の関心を集める時代だ。
誰か石破茂氏と新党憲法9条代表である私との公開討論を実現して、その動画を日本中に、いや世界中に、公開してくれないものだろうか。
石破氏は「どんな人でも話し合う事を断らない」と言っている。
私はれっきとした元外交官だ。
元駐レバノン日本特命全権大使だ。
新党憲法9条の代表として国政選挙にも挑戦してきた。
石破茂氏にとって相手に不足はないはずだ。
安倍首相の憲法9条改憲阻止については二人とも反対だ。
しかもその反対理由が真逆だ。
これほど面白く、意義のある討論は他には期待できない。
真っ先に企画し、配信したものが勝ちだ。
いよいよ新党憲法9条にチャンスが巡って来た。
そういう思いで、私はきょう11月3日の読売新聞の一段の見出しの記事を読んだのである(了)
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