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演出過剰なバグダディ暗殺劇と中東情勢の更なる混迷

 トランプ大統領が27日、突然発表した。

 米軍の攻撃により、ISの指導者バグダディ容疑者を殺害したと。

 それが事実なら大きなニュースだ。

 しかし、米国以外にその真実を知りうるものはいない。

 本当だろうか。

 我々は真っ先にそう疑う必要がある。

 そして、おそらくそうだろうと考えるべきだ。

 それを否定する根拠は我々にはないし、これまでの客観的な情報では、バグダディは追い詰められていたからだ。

 しかし、このタイミングでの発表と、その発表振りこそ注目すべきだ。

 シリアからの米軍撤退でトランプ大統領はクルドを裏切ったと共和党内部からも非難されていた。

 そして、米軍の撤退でISが勢いづくと懸念されいた。

 この二つを打ち消すために、最も効果的なタイミングで、バグダディ暗殺劇を演出してみせたのだ。

 バグダディ暗殺を発表するトランプ大統領は、その時の光景を、ホワイトハウスで米軍の旗を後ろに並べて、次のように語ったという(10月28日朝日新聞)

 「犬のように、臆病者のように、泣き叫びながら死んだ。彼を信じている若者や子どもは、彼がどう死んだか見るべきだ。彼は英雄ではない。悲鳴を上げながら、3人の子どもを道連れにした」と。

 ここまで殺害の状況を詳しく公表することなど、普通はあり得ない事だ。

 しかし、まさしくこれこそがトランプ大統領が狙ったものだ。

 はたして中東情勢はこの後どう展開していくのか。

 それは誰もわからない。

 わかっている事は、テロはなくならないということだ。

 ロシアが米国に代わる中東の正直な仲介者になることは、あり得ないということだ。

 そして、トランプ大統領がイスラエルのパレスチナ弾圧を容認する限り、中東情勢は更なる悪化を招くということだ。

 日本は中東情勢に決して関わってはいけない(了)

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