野党第一党の立憲民主党の代表である枝野幸男氏はきのう10月1日、都内で講演し、関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取った問題を、10月4日から始まる臨時国会の「最大のテーマ」として追及する方針を表明したという。
いいだろう。
とんでもないスキャンダルだ 。
まるで絵にかいたような原発利権の暴露だ。
しかし、消費税増税もまた最大のテーマだと言っていたのではなかったのか。
それに、売国的な日米貿易協定の密約についても追及すると言っていた。
そして、台風被害にあった千葉県の災害救済の遅れもまた追及さるべき安倍政権の失態だ。
まだある。
安倍首相の憲法改正の動きを阻止することだ。
そして新内閣のお粗末な顔ぶれのスキャンダルをついて安倍首相の任命責任を追及すうというのもあった。
いずれも安倍首相を追い込む事ができる大問題であり、安倍首相がまともに答えられなものばかりだ。
ところが、どれひとつとして安倍首相を追い込めないだろう。
なぜか。
国会が始まっても、安倍首相は頻繁に外遊に逃げ込むからだ。
10月は天皇即位の行事が行われ、その間はすべてがストップするからだ。
まともな審議をする時間がないまま、国会は12月初めに終わる。
追及すべき問題が多すぎて、どれから手をつけていいかわからないうちに国会が終わる。
そして、なんといっても安倍内閣の答弁ぶりだ。
何を聞いてもまともに答えない。
今の野党は怖くないと舐められているからだ。
そして野党は、舐められても当然だ。
結束するどころか、ますますバラバラになりつつある。
ただでさえ野党共闘が難しいのに、令和新選組ができて更に野党をバラバラにしている。
ただひとつ、野党ができることは批判ばかりだ。
それさえも、野党がバラバラに批判している。
これでは野党はますます国民から相手にされなくなる。
長い夏休みがあけて、やっと国会議員が仕事をし始めるというのに、不毛な国会に終わる事は目に見えている。
国会なんかいらないのだ。
国会議員は皆、税金泥棒なのだ。
そう思わざるを得ない不毛な国会が10月4日から始まるのである(了)
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