8月18日の毎日新聞が、そしてきょう8月21日の東京新聞が、社説で書いた。
国会の夏休みはいつまで続けるつもりかと。
無理もない。
参院選挙前までは、与野党ともに選挙のことで頭がいっぱいでまともな国会審議が行われなかった。
そして参院選が終わって一カ月たつというのに、国会審議はゼロだ。
早く国会審議を始めろという意見が出てもおかしくない。
しかし、今後の政治日程を見たら驚かされる。
例によって安倍首相は外交に逃げ込む。
24日からはフランスのサミットに出席し、その後は28日から横浜でアフリカ開発会議だ。
9月4日からはロシアの東方経済フォーラム出席だ。
そして下旬は国連総会出席と訪米だ。
やっと10月上旬から臨時国会が始まると思ったら、10月22日の即位の儀の準備のため政治休戦だ。
安倍首相は政治日程を詰め込んで国会審議から逃げ回っているのだ。
それでも、野党がその気になればいくらでも国会審議はできる。
ところが、その野党が国会審議どころではないのだ。
立憲民主党と国民民主党がやっと衆参両院で合流する事が決まったという。
今後は合併を視野に入れるという。
しかし、基本政策はバラバラのままだ。
そして共産党との協力はあいかわらず不透明なままだ。
その上に、れいわ新選組との主導権争いが加わって来る。
国会審議どころではないのだ。
国会審議から逃げる安倍首相を野党が許しているのである。
国会で審議すべき事は山ほどあるというのにである。
与党も野党も、もっとまじめに仕事をしろ。
そういう怒りが国民の中から出て来ない事が不思議である。
日本の政治家たちは、世界一恵まれている。
そういう事である(了)
Comment On Facebook