きょう7月13日の読売新聞に「参院選と外交安保」という分析記事が掲載されていた。
そして普天間移設に関する各党の立場の違いが書かれていた。
私が注目したのは、辺野古移設反対の抗議集会につめかけた一人が、日米安保体制には反対ではないが、辺野古移設には反対だ、と語っていたことだ。
そういえば、玉城沖縄県知事も、この言葉を繰り返している。
玉城知事だけではなく、辺野古反対の有識者の中にも、まるで枕詞のように、この言葉が出てくる。
あたかも世論に迎合するように、「日米同盟の重要性は認める」、「私は日米安保反対ではないが」、などと前置きをした上で、在日米軍基地の不都合に反対する。
とんでもない自己矛盾だ。
米国との軍事協力を是認する以上、米軍の要求に従うしかない。
なぜなら、米軍は米軍の論理を優先し、その米軍の論理に口をはさむことを許さず、従って米軍との関係に対等な関係はない。
ましてや彼らが日本の主張に耳を貸すことはない。
従うか、さもなければ同盟関係を止めるかしかないのだ。
日米安保体制を容認するなら、辺野古反対や横田基地反対など叫ぶな、ということだ。
日米安保、是か非か。
その選択しかないのである(了)
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