新党憲法9条

憲法9条それは希望

やぶれかぶれ解散に追い込む事が出来れば野党共闘に利がある

 果たして同日選はあるのか。

 私はその可能性は少ないとこれまで思って来た。

 解散風を吹かせてきたのは安倍首相自身だったからだ。

 しかし、ここに来て、あり得るという気がしてきた。

 そしてそれは、6年半の安倍政権について国民の信を問う、という大上段に構えた解散だ。

 そう言えばいかにも格好がいい。

 しかし、それは取りも直さずやぶれかぶれ解散だ。

 もはやすべての政策が裏目に出た。

 特に安倍パフォーマンス外交はすべて失敗した。

 北方領土をあきらめたと思ったら日朝首脳会談だ。

 ついにきのう6月2日、前提条件なしに金正恩朝鮮労働党委員長との会談を目指すとする安倍晋三首相の方針を、北朝鮮に「厚かましい」と突き放された。

 残るパフォーマンスは6月12日から訪問する米・イラン仲介外交であり、最後は大阪でのC20首脳会談だ。

 しかし、よせばいいのに最高指導者ハメネイ師に会おうとするものだから、ハメネイ師にトランプの使い走りは止めろと一喝されて、恥をかいて終わる。

 そして大阪でのG20は、米国と中国の対立激化のあおりを食って立ち往生する。

 参院選が終わればトランプとの密約を実行しなければいけなくなる。

 どう考えても安倍政権は野垂れ死ぬ。

 だから、その前に信を問うのだ。

 この難局を野党共闘の連中が乗り切れますかと。

 引き続き安倍政権に乗り切らせてくださいと。

 これを、失敗必至のG20前に宣言するに違いない。

 まさしく、やぶれかぶれ解散であり、安倍失政隠し解散であり、開き直り解散だ。

 安倍首相がここまで強気なのは、今なら野党共闘に勝てるという読みがある。

 どんなに失政を野党からつかれても、それなら野党は乗り切れるか、と切り返せばいい。

 ここまで野党は舐められているのだ。

 ならば野党は先手を打って、6月19日の党首討論の冒頭で安倍首相に解散・総選挙を迫るしかない。

 無意味で冗舌な安倍首相の答弁を封じ、党首討論の冒頭で安倍首相を挑発して、怒った安倍首相に解散を口走らせるのだ。

 そうすれば、野党共闘にも勝ち目が出てくるかもしれない(了)

Comment On Facebook