トランプ大統領がツイッターでばらしてくれた。
交渉の成果は7月の参院選後まで待つと。
これはものすごい暴露だ。
安倍首相はトランプ大統領とお互いの選挙について話し合っている証拠だ。
そして安倍首相は選挙の日にちまでトランプ大統領に話しているのだ。
これで予定どおり選挙は7月にあることが分かった。
問題はその時、解散・総選挙に打って出るかだ。
そして、その場合、解散・総選挙の大義は何になるかだ。
この解散・総選挙の大義について、きのう5月26日の産経がワシントン発の一段の小さな記事で、とても重要な事を教えてくれた。
中国の崔天凱駐米中国大使がブルームバーグテレビに出て、G20に合わせた米中首脳会談は未定だと述べたらしい。
もし大阪で米中首脳会談が行われないなら、G20は成果のないものに終わる。
ただでさえ日本は米国に屈して二国間協議を優先することがばれている。
議長国がそうなのだから、G20で自由貿易で合意することなど夢のまた夢だ。
そうなれば、G20の成功を理由に解散・総選挙に打って出ることまで、難しくなる。
北方領土問題も拉致問題も消費税延期問題も憲法9条自衛隊明記問題も、そしてもG20の成功も、これまで噂にあがった解散・総選挙の大義は、どれも決め手を欠くことになる。
それでは安倍首相は解散・総選挙をあきらめるのだろうか。
それは私にはわからない。
しかし、今度のトランプ国賓の接遇ぶりを見て直感した。
解散するならトランプ解散に違いないと。
つまり、ここまでトランプ大統領と緊密な外交ができる首相は他にいるか。
日米同盟関係を維持、強化できるのは自分しかいないではないか。
そう国民に訴えて信を問うのだ。
そうすれば、さすがは外交の安倍だと思わされている国民はその気にさせられる。
もう少し安倍さんに外交をやってもらおうと。
野党には絶対に外交は任せられないと。
安倍首相がトランプ大統領との関係をここまで優先し、ここまで国民に見せつけようとしたのも、すべてはトランプ解散に向けての布石だったのではないか。
そう思えてくるのである。
そして、トランプ解散になれば、外交政策のない野党はますます窮地に立たされることになる。
その時こそ、対米自立を訴えるオリーブの木の出番である。
新党憲法9条のチャンスが到来しつつある(了)
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