きょうの各紙が一斉に報じた。
安倍首相が6月中旬にイラクを電撃訪問すると。
緊張する米国とイランの仲介を行うと。
これは官邸がメディアに流した安倍外交の宣伝だ。
すべてのメディアがそれをそのまま垂れ流して安倍外交の「やってる感」に協力しているのだ。
何の成果も望めない日米首脳会談を前にして、外交の安倍を演出するには、もはやイランを持ち出すしかないというわけだ。
しかし、これほど子供だましのパフォーマンス外交はない。
いま高まっている米国とイランの緊張は、イスラエルと一体となったトランプ大統領がイランとの核合意を一方的に廃棄した事から起きた緊張だ。
仲介するまでもない。
訪日するトランプ大統領に、馬鹿な真似はするな、と一方的に忠告すればいいだけの話だ。
しかし、自国民をだましてまでもトランプ大統領に追従する安倍首相だ。
そのことは、我々、日本国民だけでなく、世界が知っている。
そんな安倍首相が、どうしてトランプ大統領を説得できるというのか。
トランプ大統領の使い走りで終わるしかない。
イランと米国の仲介など出来るはずがない
「米国が今のやり方をあらため、新しいやり方を取らない限り、対話は再開されず、核問題解決の展望は遠ざかる」
これは、きのう5月24日、北朝鮮外務省の報道官が語った言葉だ。
同じ言葉を、今度はロウハ二大統領が安倍首相に語るだろう。
ひとつだけ、安倍首相に忠告しておきたい。
外交を持て遊ぶのもいいだろう。
しかし、一歩間違えば命がいくつあっても足りない、それが中東外交だ。
安倍内閣の命が吹っ飛ぶのならまだいいが、国民を巻き添えにすることだけは許されない(了)
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