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受け入れ先のないままオスプレイを大量に買わされた日本

 きょう5月12日の読売新聞が一面トップで大きく書いた。

 防衛省は、陸上自衛隊の輸送機オスプレイを、来年3月から陸自の千葉県木更津駐屯地に暫定的に配備する方針をついに固めたと。

 その要旨はこうだ。

 すなわち、佐賀県知事は昨年8月に受け入を表明したが、地元漁協が反対しており調整がつかないままだと。

 だから今年納入したオスプレイ5機は米国に留め置かれたられたままだと。

 しかも来年3月にはさらに4機が納入されることになっていると。

 しかし、防衛省としては「いつまでも米国に置き続けるわけにはいかない」(幹部)から、千葉県の木更津駐屯地に暫定配備するのだと。

 なぜ千葉か。

 それは森田健作市長が「国の安全保障政策には協力したい」と言ってくれたからだと。

 しかし、佐賀と同じで、知事が受け入れを表明しても千葉の住民が受け入れる保証はなく、これから木更津市住民への説明を始めると

 そして、たとえ木更津駐屯地へ暫定配備されても、防衛省は今後も佐賀空港への配備計画を進める考えだと。

 なぜなら、オスプレイは、災害救援活動のほか、離島防衛用の「水陸機動団」の輸送にも使われ、その「水陸機動団」は、長崎市佐世保市にある陸自相浦駐屯地を拠点としているからだと。

 なんというふざけた読売新聞の記事だろう。

 この記事が言っていることは、要するに、緊急必要性がないままに大量のオスプレイを買わされ、その後で受け入れ先を探しているということだ。

 そしていくら知事が受け入れを表明しても、住民が同意しなければ配備できないということだ。

 千葉の住民が反対なら、ふたたび別の場所の陸自駐屯地を探さなくてはいけないのだ。

 配備できなければ米国に置いておくしかないが、それでは何のための導入かと言う事になる。

 二重も、三重も、税金の無駄遣いである。

 しかも政府の計画では、今年(5機)と来年(4機)の9機だけではなく、合計17機導入する計画だという。

 よくもここまで税金の無駄遣いが出来るものだ。

 防衛政策以前の問題である(了)

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