安倍首相を褒めたり、貶したりで、私も支離滅裂だが、今度は貶すほうである。
きょう5月5日の毎日新聞が、一段の小さな記事だが、注目すべきスクープ記事を掲載した。
その記事は、5月25日から国賓として来日するトランプ大統領が、日本の国会演説を見送る方向である事がわかったと言う記事だ。
この記事を読むとトランプ大統領の方から断って来たような印象を受けるが事実は違う。
この記事は、安倍首相としてはトランプ大統領に国会で演説して欲しく、そう持ちかけたが断られた、ということを暴露した記事なのだ。
そして我々は、トランプ大統領に国会演説を頼んだ安倍首相を笑わなければいけない。
そもそも、これまでのトランプ大統領の演説を聞いて、それが国会の演説に値すると思う国民はまずいないだろう。
ましてやトランプ大統領は今度の日本に際して日本に無理難題を突きつけて来ることは明らかだ。
そんなトランプ大統領の演説を日本の国会でさせようと、安倍首相はしていたのだ。
噴飯物だ。
そして、トランプ大統領に断れらた。
恥の上塗りだ。
まだトランプ大統領のほうが分別がある。
自分の事をよくわかっている。
晋三、それはやめたほうがお互いのためだ。
俺がしゃべる事はわかっているだろう。
米国第一しか言わない。
日本の国会で俺にしゃべらせたら、日本国民の反発を呼ぶ。
そうなればお前が批判される。
そんな事は俺もしたくない。
それよりも、相撲やゴルフをやった方がお互いに楽しい。
そう言ってトランプ大統領に諭されたのだ。
しかし、毎日の記事は、決してそうは書いていない。
どうせ国会演説はやらないのかと聞かれるから、その予定がない事を先に言っておいた方が得策だ。
そう言わんばかりに、この話を漏らした政府関係者はこう語っている。
天皇、皇后両陛下との会見や安倍首相との会談、海上自衛隊の護衛艦視察、など日程が多忙だと。
国賓で招待された外国元首の国会演説は一時、恒例になっていたが、2014年に国賓として来日したオバマ前米大統領も演説をしなかったと。
見事な言い訳だ。
そして最後に毎日のその記事はこう書いている。
「官邸筋は、来年の大統領選で再選を期すトランプ氏は自らのアピールに余念がないと指摘。『国会演説より、同盟国の首相との緊密な関係を内外に誇示できる会談などを重視している』との見方を示した・・・」
やはり断られていたのである(了)
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