ついにバイデン氏が出馬宣言をした。
トランプ大統領は驚いたに違いない。
私はオバマ大統領の8年間に副大統領だったバイデン氏の言動を見て、
トランプ大統領に対抗できる候補者は彼しかいないと思っていた。
そのバイデン氏が、トランプ大統領を再選させたら、米国の世界的地位や民主主義といった本質的価値を、「永久かつ根本的に変容させてしまう」といい、「米国の魂をかけた戦いだ」とまで言って出馬宣言をしたのだ。
これほどドラマチックな出馬宣言はない。
トランプ大統領はバイデン氏をあしざまにののしる事は出来ない。
年長である上に、なんといっても米国の政治家としてのキャリアが違う。
党首討論になればバイデンに対して悪態はつけない。
悪態をついたら反論されてたちどころに負ける。
それに加えてトランプ大統領はロシア疑惑から逃げられない。
きょうの各紙が報じていた。
トランプ大統領は24日、ロシア疑惑などの追及の為に民主党が出した召喚状に対して、「すべての召喚状と戦う」と述べたと。
これを読んだ私は、てっきりトランプ大統領はあらゆる疑惑を否定するつもりだと思った。
ところがよく読んでみるとその逆だ。
関係者による議会証言などを徹底的に阻止するという。
これを要するにロシア疑惑問題から逃げるということだ。
それほどロシア疑惑はトランプ大統領にとって深刻であるということだ。
もちろんバイデン氏はロシア疑惑を追及するだろう。
ただでさえ外交の出来ない米国であるが、もはやトランプ大統領は外交にかかわる余裕すらなくなるに違いない。
安倍外交はますます出番がなくなるということである。
そしてトランプ大統領が失速すれば安倍首相は終わる。
おもしろい展開になって来た(了)
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