きょう4月2日の各紙は新元号に関する特集記事で埋め尽くされている。
テレビも、今朝になってもその報道ばかりだ。
これを情報隠しだなどと野暮な事は言わない。
なにしろ、これだけの歴史的行事だ。
これから毎日、このような報道が続くなら「メディアの崩壊」だが、あくまでも
一時的な大騒ぎだろう。
しかし、それでも、今日の紙面でも気をつけて探せば重要な記事がある。
例えばオスプレイの緊急着陸だ。
新元号の発表で大騒ぎしているその時(きのう午後1時55分ごろ)、山口県の岩国米軍基地から神奈川県の厚木米軍基地に向かう米軍のオスプレイが大阪の伊丹空港に緊急着陸し、滑走路が一時閉鎖されたという。
新元号の発表がなければ大ニュースになっていただろう。
事故の原因もわからず、米国政府からの通報もないという。
年号が令和に代っても、日本の主権が無視されているところは何も変わらないのだ。
例えば、日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)だ。
6年3か月ぶりの大幅下落だと報じられた。
いよいう日本経済が危うくなってきたということだ。
そして、新元号に対するハガティ駐日米国大使のコメントだ(4月2日毎日)
4月1日のツイッターで投稿したという。
「新しい時代の始まりをお祝いいたします」と。
「『令和』でも日米のパートナーシップが強化される事を楽しみにしています」と。
ハガティ大使は口を開けば日米同盟の強化しか言わない。
天皇が代っても日本を独立させないと言っているのだ。
これらのニュースはこれからの日本を象徴的に表している。
「令和」に浮かれているのは、昨日一日で十分だと言う事である(了)
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