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沖縄が辺野古代替案を検討するようになったらお終いだ

 きょう3月27日の朝日に、わが目を疑うスクープ記事が掲載された。

 すなわちデニー玉城沖縄知事が、新年度から辺野古移設に代る案の検討を始めるというのだ。

 「万国津梁会議」という諮問会議を4月に立ち上げ、安倍政権と交渉するための意見をまとめるというのだ。

 そのメンバーに、これまで助言を受けて来た日米の有識者を起用するというのだ。

 その中には、ジョージ・ワシントン大学のマイク・モチヅキ氏や防衛・外務OBの柳沢協二氏や、孫崎享氏が含まれるという。

 何ということだろう。

 こんなことを始めるようでは玉城知事もお終いだ。

 代替案を沖縄が考えてどうする。

 沖縄がやることは唯一つだ。

 米軍基地は沖縄には要らないと、それを訴え続ける事だけだ。

 安倍政権と話し合いをするのではなく、米国政府と世論に訴え続ける事だけだ。

 果たして「万国津梁会議」なるものがこの朝日のスクープ記事の通り実現するのか。

 柳沢氏や孫崎氏はそれを引き受けるのだろうか。

 もしそうなら、これまで彼らが言って来た、日米同盟には反対だとする言説は何だったのか。

 それとも、彼らの日米同盟反対は、方便だったということか。

 裏切られた思いだ。

 日米同盟重視の朝日新聞がいちはやくスクープした事も私にとっては疑念が募る。

 この国が日米同盟から自立することは、もはや不可能かもしれない。

 そう思わせる朝日のスクープ記事である(了)

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