きょうの毎日新聞が一段の小さな記事で報じた。
桜田五輪相がきのう3月24日、千葉県柏市の集会で次のように改憲を訴えたという。
「安定した政権を存続させ、何とか安倍内閣の下で憲法改正をしたい」と。
「せめて9条への自衛隊明記だけは実施したい」と。
毎日のこの記事によれば、この集会は改憲への国民の機運を高めたい自民党本部の要請で開催されたもので、桜田大臣は地元の衆院小選挙区支部長として、主催団体の共同発起人に名を連ねたという。
あまりの大胆不敵でお粗末な安倍自民党本部の態度には笑うしかない。
なにしろ桜田五輪相は、国会答弁で事実誤認の答弁を繰り返し、自らの知識の無さを暴露した大臣失格の笑いものだ。
いつ大臣を止めても不思議でない政治家だ。
きのうの集会でも、東日本大災害に関し、「まだ国道とか交通、東北自動車道も健全に動いてからよかった・・・」などという事実誤認の発言をくり返したらしい。
あの時各地で国道、県道が寸断されてたというのにである。
ことほど左様に桜田大臣は、何も知らない、分かっていない人物である。
よりによって、その、何もわかっていない桜田五輪相を、安倍自民党本部は地元の改憲集会の共同発起人にさせて、改憲の必要性を訴えさせているのだ。
「国会で十分な議論をして改正をするのが良い」と言って審議に応じない野党を批判させているのだ。
野党も舐められたものだ。
桜田五輪相は自民党の改憲案を読んだことがあるというのか。
百歩譲って読んだことがあるとしても、理解しているのか。
そもそも安倍首相の唱える9条自衛隊明記の改憲案のデタラメぶりを知っているのか。
すべてにおいて、そうでないに違いない。
その証拠に、もしこれら一つでもわかっていれば恥ずかしくて安倍改憲を人様に訴えることなど出来ないはずだ。
野党も、国民も、舐められたものだ。
桜田五輪相の発言に怒るのは、今、この発言に対してをおいて他にない。
もっとも怒る前に笑ってしまう。
それが安倍自民党の狙いであるのかもしれない。
桜田五輪相の役割分担かも知れない(了)
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