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日米同盟を宣伝する時だけ姿を見せるハガティ米国大使

 大使の重要な任務の一つは、洋の東西を問わず、時代を超えて、駐在国政府との関係だけでなく、その国の各界の要人やその国の国民と親しく交わって、二国間の友好親善関係を推進する事にある。

 一部例外を除き、その配慮が全くないのが、日本に駐在する米国大使だ。

 なぜなら、米国は日本の宗主国のような国だからその必要性はないからだ。

 日本政府と向こうから接触する事すら、よほどの時でないと行わない。

 そういう傲慢な歴代駐日米国大使の中でも、もっとも姿を見せない大使が、ハガティという今の大使だ。

 なにしろ、2年近く前に着任していながら姿を見せたのは(報道されたのは)トランプ大統領が訪日した時ぐらいだ。

 そしてもうひとつ、日本のメディアを使って日米同盟を宣伝する時だけだ。

 きょう3月20日の日経新聞が、ハガティ大使の寄稿を掲載している。

 そこで強調されている事は、対北朝鮮外交は日米連携が重要であるというだ。

 ハノイの米朝首脳会談は日本の支援がなければ実現しなかったと。

 日米連携があったからこそ非核化で妥協しなかったと。

 首脳会談は拉致問題をあらためて北朝鮮側に提起するいい機会だったと。

 これらはすべて日本政府と国民を喜ばせるだけの事実に反した情報操作だ。

 これほど日本国民から遠い大使もめずらしい。

 日米同盟の虚飾を身にまとった如きハガティ駐日米国大使である(了)

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