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細野豪志、長島昭久、馬淵澄夫議員の復活を望む朝日の政治記者

 きょう3月3日の朝日新聞に、この国の政治と政治記者の正体を見る思いの記事を見つけた。

 曽我豪という名の編集委員が「日曜に想う」と題する政治論評で細野豪志、長島昭久、馬淵澄夫の三人の国会議員について書いている。

 いずれも、2017年10月の衆院選直前に小池百合子の希望の党に入った後、小池百合子の失速で行き場のなくなった旧民主党議員だ。

 細野豪志議員についてはいまさら書くまでもないだろう。

 長島昭久議員は、選挙期間中に小池百合子を自らのポスターから削除して当選したまではよかったが、細野豪志議員のように自民党入りに成功せず、保守新勢力を目指す地域政党との小会派に甘んじている。

 落選した馬淵澄夫議員は、もはや国会議員に返り咲く事は難しいと思われていたのに、思いもかけない同僚議員(樽床議員)の補選転出のおかげで繰り上げ当選し、自分でも認めているように、棚かららぼた餅で国会に戻ることの出来た議員だ。

 三人とも、はじめから自民党の政治家になるべき議員であるが、選挙枠がないから民主党議員になったような議員だ。

 当然ながら、野党共闘にはなじまない議員たちだ。

 つまり、自民党でもなく、野党でもない、いまの政治の中では、まるで役立たずの議員たちだ。

 ところが曽我豪編集委員はこの三人に次のようにエールを送っている。

 「確かな再興の道が見えないなら、世間がそう簡単に彼らを認めるはずもない。だが同時に世評ほどあてにならないものはない。民主党政権誕生の前夜、政策の実現性や政権担当能力の練度を十分に問う事なしに『一度やらせてみたらいい』と言った論者は少なくなかった」と。

 「ムキになって『悪夢』を否定するよりも、次は悪夢にならないと世間に思わせるよう政策と能力を磨く方がよほど現実的な解決策であろう」と。

 そしこう締めくくっている。

 「馬淵氏58歳、長島氏57歳、細野氏47歳。人生100年時代と人は言う。あの挫折と彷徨がけがの功名だったと後々言えるだけの時間はある」と。

 とんでもない応援記事だ。

 この曽我豪という政治記者は、安倍首相と食事を重ねる朝日の政治記者だ。

 こんな政治記者が朝日新聞の政治担当の編集委員である。

 朝日の正体見たりである(了)

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