街頭演説を始めるために立川駅にアパートを借りてひとり住まいを始めて二か月がたつ。
はじめこそ張り切って街頭演説をはじめてはみたが、安倍自公政権と野党共闘の政局の中で、いまはその時ではないと思って止めることにした。
いまは毎日メルマガを書くことから一日が始まり、後の時間は、野党共闘の候補者になれないものかと人に会うことにしている。
野党共闘の候補者になれなければ選挙にならない。
さすがの私もそう思う。
明日はある人を訪ねて博多に行く予定だ。
その途次に、今、私は京都に来てこれを書いている。
そうは言っても、毎日人に会うほどの人はいない。
いきおい、立川のアパートの近くをうろついて見知らぬ人と言葉を交わす毎日だ。
近くにラーメン屋があって、そこはめずらしく夜になるとカラオケが始まる。
カラオケラーメン屋ははじめてだが、私は下手だがカラオケが好きだから時々いく事にしている。
そこで会った客の一人に、何をやっているのかと聞かれ、はじめはごまかしていたのだが、そのうち元官僚であり、そして最後に元大使ということをばらす羽目になった。
そうしたら、よくも元官僚、元大使がこんなところで俺たちとラーメン食ってるな、よほど何か失敗でもしたに違いないと同情された。
私はまあそんなところだといってごまかした。
また、こんな経験もした。
私は毎日近くのスーパーに食材を求めに行くことが日課になっているのだが、たしか去年のクリスマスの頃だと思う。
そのスーパーに、「サンタさんに何をお願いする?」という掲示板があって、暇にまかせて読んでいたら、小学一年の女の子のメッセージで、「お母さんに結婚相手がみつかりますように」というのがあった。
いまなぜそれを思い出したかというと、虐待が後を絶たないという悲しいニュースが世間を騒がせているからだ。
やはり人間は老いも若きも、生きていけるだけのお金と人のぬくもりが大切なのだ。
それさえあれば人はどんなことがあっても生きていける。
そんなことを考えながら、私は毎朝、朝早く起きてニュースを見ながら政治評論を書き続けている。
このギャップがまたたまらない。
そして書き始めて行くうちに、この国の政治の体たらくに腹が立つ。
その怒りがなくなった時は私が書くことを止める時である。
やはく、そういう時が来て欲しいと願う。
しかし、まず来ることはないだろう。
書き続けるしかないのだろうか。
それはそれで、つらいことではある(了)
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