秋篠宮発言の評価をめぐって議論が起こらない。
まるで皆が避けているがごとくだ。
そんな中で驚くべき発言を見つけた。
小林節教授がきのう12月4日の日刊ゲンダイ誌上(小林節が斬る、ここがおかしい)で全国民統合の象徴である天皇(第一条)は、その本質上、政治的には無色透明であるべきだ、そして、天皇が世襲である以上、家族も同じ規範に縛られるべきである、といって天皇や秋篠宮のお言葉を政治介入と言わんばかりに批判している。
安倍政権を批判して来た小林節教授が、天皇家のお言葉については見事に安倍政権を支える連中と一致しているのだ。
その一方できょうの朝日が報じていた。
共産党の小池晃書記局長がきのう3日の定例記者会見で、次のように秋篠宮発言を擁護したと。
「政治的発言だという指摘もあるが、天皇家の行事のありかたについて、天皇家の一員である秋篠宮が発言することに、問題があるとは考えない」と。
そして大嘗祭への国費支出について次のように述べたと。
「こうしたあり方は国民主権、政教分離にも明らかに反している」と。
日頃から小林節教授の意見に賛成している私だが、この天皇家発言の評価については異なる。
そして日頃から賛同している共産党の意見だが、共産党だけが言っている限り国民の間に広がらない。
野党も与党も天皇家の発言についてもっと活発に議論し、本音を発言すべきだ。
そしてメディアは世論調査を行って国民の意見を聞くべきだ。
最後は国民が判断を下すべきだ。
それが憲法が求めている事であり、天皇家の訴えである(了)
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